市政野名だより第14号

投稿日: 2010年3月7日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第14号

『野名だより』のご愛読ありがとうございます。今年度も、初心を忘れず議会・行政の無駄遣いを監視しながら、志摩市の発展に努めたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

◆市財政の健全化を目指して

削減目標は十年間で26億2千万円

財政の健全化を目指して、市は今後十年間で26億2千万円の削減を目標とした「志摩市財政計画」を策定しました。

今後、この計画に沿って保育所・幼稚園・小中学校の統廃合、事務事業や補助金の見直しが実施されます。しかし、それでも十年後の市財政は決して「健全化された」とはいえません。十年後の財政予想は次の通り。

公債費比率…14・7%

一般財源に占める借金返済の割合を示したものが公債費比率です。18%を超えると、借金の際に国の許可が必要となります。

経常収支比率…101・1%

自由に使える一般財源等に対して、人件費・扶助費・借金返済等の経費の占める割合を示したもの。

健全化の目安は70~80%とされています。

預金…2億7800万円

赤字の埋め合わせや、いざというときに使える財源です。しかし、計画では一年分にも満たない額です。「財政計画」が予定通り進まなければ、この預金がマイナスに転じます。

十年間の財政計画

将来人口予測

平成19年度…5万6765人(決算値)

24年度…5万3100人

28年度…5万人

31年度…4万7700人

47年度…3万5200人

地方税と交付金(歳入)

平成19年度…137億8275万円(決算値)

24年度…141億3330万円

28年度…138億7100万円

31年度…126億2040万円

人件費

平成19年度…55億4136万円(決算値)

24年度…48億540万円

28年度…42億5360万円

31年度…40億600万円

※議員定数は22人で算出

建設事業費

平成19年度…33億2208万円(決算値)

24年度…53億8300万円

28年度…20億540万円

31年度…17億540万円

市債(借金)

平成19年度…30億4290万円(決算値)

24年度…79億9850万円

28年度…15億8640万円

31年度…11億7040万円

公債費(借金返済額)

平成19年度…28億5548万円(決算値)

24年度…32億6190万円

28年度…38億7130万円

31年度…37億3580万円

地方債残高(借金残高)

平成19年度…259億807万円(決算値)

24年度…374億6140万円

28年度…345億9990万円

31年度…285億1870万円

基金残高(預金)

平成19年度…12億6120万円(決算値)

24年度…26億4960万円

28年度…34億8240円

31年度… 2億7860万円

※公債費と地方債残高の中に、広域連合のし尿処理施設分は含まれていません。

▼ 住民サービスを低下させる前に

行政、議会経費の削減を!

平成二十二年一月二十八日の臨時議会において、財政計画関連議案十二件のうち一件が否決されました。

私は十年後の志摩市の財政を考えたとき、反対できないと十件の議案には賛成しました。しかし、「母子家庭等卒業祝金廃止」と「非課税世帯の心身障害者給付金廃止」の2件についてはどうしても賛成できませんでした。

財政難を理由に福祉サービスを低下させるのであれば、その前に市職員の給料、市議会議員の定数、報酬、政務調査費、慶弔費を見直さなければ、とうてい市民の協力は得られないと思ったからです。

市職員、市議会議員の待遇をそのままにした市の財政計画、あなたは納得なさいますか。

◎母子家庭等卒業祝金廃止

賛成十一人  反対十人

母子家庭に小・中学校卒業時に支給されていた卒業祝金五千円を廃止する案は、可決されました。

◎心身障害者(児)福祉給付金廃止

賛成三人   反対十八人

非課税世帯の心身障害者に支給されていた年額八千円を廃止する案は、否決されました。

◆サンライフ阿児の利用料金

四月一日から値上げ

サンライフ阿児の利用料金を値上げする議案が賛成十二人、反対九人の僅差で可決されました。値上げ実施は平成二十二年四月一日です。

▽賛成議員(敬称略)

助田時夫  山下 弘  濱口三代和 山際 優

小河光昭  小田幸道  杉本三八一 中川弘幸

西崎甚吾  森本雅太  高岡英史  杉本弘明

▽反対議員(敬称略)

中村和晃  村瀬利嗣  福田和義  井上裕允

谷口 覚  野名澄代  松尾忠一  坂口 洋

上村繁子

▼値上げ理由

①燃料の高騰により、経営が厳しい。

②三十万円未満の修繕が予想より多く、経費がかさむ

③三階に健康推進課があるので、三階大広場を利用したエアロビクスなどの事業の展開ができない。

④経営が赤字になれば、事業者の撤退が懸念される。

▼事業者との協定書の内容(抜粋)

①指定管理料(消費税含)

・平成十九年度…3258万円

・平成二十~二十三年度…2988万円

②三十万円以上の修繕費は市が負担する。

③管理料を変更しなければならない事情が生じた場合には、その都度、市と協議のうえ、定める。

④管理業務の継続が困難な場合には市に報告し、その指示に従う。

▼契約期間内の値上げは?

入札制度の公平性に疑問視

サンライフ阿児の指定管理業者選定の際、応募した二業者の事業計画や管理料を検討し、現在の業者に委託しました。

市は「指定管理料の値上げよりも、受益者負担の観点から利用料金の値上げに踏み切った」と説明しました。

しかし、契約期間内に利用料金や指定管理料の値上げをすることは、指定管理制度や入札制度の公平性を損なうことになります。業者が入札時に事業費を低く見積もり、後で値上げを要望することに繋がるからです。

サンライフ阿児を市民の健康保持のために残そうとするならば、短絡的な利用料金の値上げは避けるべきです。市が健康推進課を本庁に戻すなどの環境整備をしたうえで、利用しやすい営業時間の延長や、トレーニングメニューを増やすといった企業努力を求めるべきだと思います。

◆戸別受信機

平成二十三年度より運用開始

平成二十二年一月二十八日の臨時議会で、防災行政無線戸別受信機設置整備費が可決されました。市内全域の運用開始は平成二十三年四月一日の予定です。

事業費…7億1637万円

一般財源 …  1987万円

補助金  …3億1900万円

合併特例債…3億7750万円

◆ 磯体験施設に

足湯は必要か

国から、地域活性化臨時交付金3億2800万円が援助され、左記に示した施設と道路等を整備します。

この中の、磯体験施設「海ほうずき」の足湯施設は必要なのか、私は疑問視しています。

大口市長は、昨年、この施設に市直営の食堂を始めました。今回、さらに1500万円で足湯施設をつくりますが、年間維持費は約120万円必要です。

慢性的な赤字施設に設備投資をする場合、先ず、施設の立地条件や規模を基に、持続的な利用者の見込みを試算すべきだと思います。市財政は、さらなる赤字を負担できる余裕がないことを考えてほしいのです。

▼整備する事業の一覧表

○大王第三・磯部ひまわり保育所防水等 125万円

○農業用水路修繕等(磯部・阿児) 2000万円

○漁港関連施設修繕(志摩・阿児・大王)400万円

○消防格納庫の整備等(浜島・大王) 156万円

○小学校修繕(波切・越賀)      478万円

○中学校修繕(片田・東海・磯部)  1488万円

○市内道路舗装(全域)      3100万円

○磯部プール修繕           368万円

○浜島コミュニティセンター空調設備 429万円

○浜島最終処分場施設の法面工事  1240万円

○海ほうずき足湯施設整備(浜島) 1588万円

○浜島海洋センタープール塗装     742万円

○鵜方・神明の空調設備と遊具修繕   244万円

○阿児清掃サンター        1500万円

○公衆トイレ整備(安乗)       650万円

○阿児松原スポーツセンタープール塗装 730万円

○阿児文化公園の排水路修繕    8605万円

○阿児アリーナ屋根修繕       104万円

○志島・甲賀公民館修繕       2531万円

○間崎島開発センター空調設備等   194万円

○サンライフの温水ヒーター修繕   300万円

○志摩清掃センター修繕等    3184万円

○間崎・渡鹿野島の道路修繕     1400万円

○間崎分校の取壊しと防災倉庫整備 4637万円

○越賀舞台の屋根修繕         811万円

○ともやま公園施設修繕等(大王)  4350万円

市政野名だより第13号

投稿日: 2009年10月7日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第13号_

市政野名だより 第13発行者 野名すみよ  大王町波切108-1平成2110月発行 ℡72-1320

◆政務調査費の使途(H20

▼公明会 48万円

☆ 所属議員  中川弘幸 出間敏和(敬称略)

科目決算額 (円)
インクカートリッジ等27,404
公職選挙法・公明新聞等72,245
議員研修 (津市)6,000
視察費374,351
合 計480,000
視察先視察の内訳
島根県・雲南市・海士町交通費38,418円
宿泊費15,000円×2名×2日
日当2,200円×2名×2日
目的町おこし・地域コミュニティ
姫路市田辺市宿泊費13,900円×2名
交通費16,697円
目的ごみ焼却施設・再資源施設
熊本県長崎市交通費175,026円
宿泊費6,955円×2名・14,650円×2名
目的マリン技研…水質浄化装置

▼フォーラム未来 1495487

☆所属議員 杉木弘明 西崎甚吾 山下弘 森 昶

上村繁子 谷口覚  山際優(敬称略)

科目決算額(円)
議員研修9,878
自治体情報誌67,400
ホームページ等86,920
コピー用紙1,698
会派だより551,622
視察費777,969
合 計1,495,487
視察先視察費の内訳
島根県・雲南市・海士町交通費134,472円
宿泊費15,000円×7名×2日
日当2,200円×7名×3日
目的町おこし・地域コミュニティ
滋賀県米原市交通費23,045円
目的コンポストセンター
東京都交通費174,060円
宿泊費9,450円×6名
目的社会福祉協議会離島活性化研修会
姫路市田辺市交通費50,092円
宿泊費13,900円×6名
目的エコパーク整備事業

▼志成会 808859

☆所属議員 小森仁 小河光昭 森本紘正

杉本三八一 濱口三代和(敬称略)

科目決算額(円)
会場使用料36,050
お茶代(1個100円)36,900
コピー用紙2,846
トナーキット30,660
町づくり新聞等購入費45,930
船代4,300
垂れ幕印刷代1,200
会派だより650,973
合 計808,859

◆市議4年間の活動状況

議員氏名(敬称略)欠席一般質問4年=16回政務調査費受給額(円)
小森 仁2日9回685,709
小河光昭6日10回685,709
森本紘正2日9回685,709
濱口三代和4日9回685,709
杉本三八一3日8回685,709
中川弘幸1日16回780,000
出間敏和1日16回780,000
杉木弘明6日2回753,641
谷口 覚2日9回753,641
上村繁子1日10回753,641
西崎甚吾3日16回753,641
森  昶5日15日753,641
山際 優5日10回685,476
山下 弘12日7回613,641
坂口 洋6日16回249,721
松尾忠一1日16回311,835
小田幸道6日14日0
森本雅太11日14回0
中村八郎2日9回0
三橋文夫43日5回0
畑美津子10日10回0
廣岡安吉6日9回0
高岡英史07回0
西尾種生15日7回0
大口秀和5日9回0
野名澄代016回0

・政務調査費…平成18年4月~平成21年9月まで

・遅刻・早退…記載していません。

・辞職 ………大口秀和市議  平成20年9月末

三橋文夫市議 平成21年4月末

◆三重県の南勢志摩水道

平成22年度に志摩市へ移譲

大口市長は本年3月30日に、三重県企業庁所管の南勢志摩水道を志摩市へ移譲するとした基本合意書を締結していました。実施日は平成22年4月1日。

本来、基本合意書の締結といった重要な事案は、締結する前に議会の理解を得るべきだと思いますが、9月定例会直前まで議会に正式な説明はされていません。水道事業を県から志摩市が引き継ぐことが有利なのか、私なりに整理してみました。

▼問題点

①施設の耐用年数は管理棟9年・事務所16年・貯水

施設13年と短い。また、送水管・導水管は40年

の耐用年数を過ぎているため、将来この改修等に多

額の財源が必要となるが財源は志摩市の負担。

②借金約25億円を引き継がなければならない。

③将来、大規模な施設の改修や人口減による水道使用量の減少から水道料金の値上げが懸念される。

▼ 大口市長「10年で75億円の得」大口市長は「県に支払っていた年間受水費10億

円が2億5千万円に減額されるから7億5千万円の得になる。10年で75億円の得になるから、県からそれ以上の支援は至難の技だと思う。施設の改修は企業庁の留保資金10億円で、志摩市に委譲する前に耐震補強をする。送水管・導水管は耐用年数を過ぎているが、現在、漏水といったことがないので、半永久的に大丈夫だと認識している。県から志摩市に移譲されることで水道料金は値下げできる」と答えました。

▼議会は賛成せずに継続審査と判断

平成22年度の資料から計算すると、これまで志摩市が企業庁に支払っていた年間受水費約10億円は2億4800万円に減額されますが、人件費を含めた経常経費8億8000万円と企業庁から引き継いだ借金約25億円の年間返済額1億5千万円を加算すると、大口市長の言う「年間7億5千万円の得」にはなりません。さらに将来、老朽化した施設や耐用年数の過ぎた管路の大規模改修費を想定したとき、この施設が志摩市の足かせにならないかと私は危惧しています。

議会はこの関連議案に全員賛成せず、「その重要性により審査検討が必要」と判断しました。

◆市議4年間における

私の活動の成果

私はこの4年間、議会・行政の無駄遣いを厳しく監視してきました。福祉の充実・教育環境の整備・産業や観光の振興等々、実現したくても財源がなければ何もできないからです。

ですが少数意見はなかなか採り入れてはもらえません。私は『野名だより』で問題点を訴え、世論の力でいくつか改善させていただきました。市議4年間、私の活動の成果と今後の課題を取り上げてみました。

▼庁舎建設

「庁舎建設は市の財政を圧迫するから、三重県庁舎

を購入して改修する費用と建設費用を試算したうえで、慎重に検討すべき」と私は提言してきました。しかし、大多数の建設推進派の議員の声に押され、比較検討しないまま庁舎が建設されてしまいました。

庁舎建設の確定後、私は簡素で強固な庁舎の建設

に方向転換し、エスカレーター・屋上庭園・展望ロビー等の見直しを提言。 エスカレーターの設置のみがとりやめになりました。立派な志摩市の庁舎。この庁舎を見上げながら、市民はその借金を背負っていかなければならないのが残念です。

▼議会改革

議会改革は、地方自治法や条例を列挙した形ばかり

のものであってはなりません。私は“市議は市民の代表”を念頭に議会改革に取り組んできました。

1 議員定数6名減を提案後、今選挙から4名減の22

名に削減されました。次の選挙ではもう2名の削減が必要だと思っています。

2 政務調査費の廃止を求めてきましたが、平成21年4月から次のように改善されました。

・政務調査費月額2万円→1万円

・宿泊費1泊1万5千円→上限1万2千円の実費

・視察の日当2200円→廃止

「税金で選挙の事前運動だ」と批判の多い会派だよりは、議員の良識に委ねざるをえませんでした。

3 議員報酬の削減を提案しましたが、議員間の温度

差があり、賛同は得られませんでした。

4 税金を使った慶弔費は現職本人のみとし、他(配偶者・血族・元職など)に必要あれば互助会で判断すべきであると主張してきましたが、賛同してもらえませんでした。

▼大王町の合併優先事業に着手

合併優先事業とは、旧5町が決められた予算内で要望した事業を、新市が優先して実施するとした合併の重要な約束事です。

大王町は船越保育所の移転・波切保育所・波切小学校の大規模改修を上位3番までにあげています。ところがこの優先事業に入っていない保育所や学校が整備されていくのに、大王町の合併優先事業は放置されたままで、波切自治会の要望に対する回答も「今後の施策の参考とします」だけでした。

私は合併に調印した責任者として、これまで何度も「合併の約束が守られていない」ことを取り上げ正してきました。4年目にして、やっと大口市長から「合併の約束は尊重する。波切小学校の東側校舎は平成25年を目途に新築する。船越保育所と波切保育所は平成26年を目途に整備する」との答弁を得ました。

合併の約束は町と町との信義の問題として、市長が誰であっても守っていただきたいと思います。

※野名だより第12号の竹内全市長は前市長、体内的は対内的の誤りでした。ここにお詫びし訂正いたします。

◆続600万円免除の怪?

大口市長は調査せず

『野名だより第12号』では浜島温泉協同組合が納付していた湯の最低補償費月額50万円が、わけもなく消えてしまった問題を取り上げました。今回は、これに対する議会の対応と大口市長の回答を報告します。

▼ 全議員が市長に見解を求める

大口市長の答えた「口頭での変更契約は法的に有効」を議会は認めるのか。私は議員全員で協議してほしいと議長に書面で要望。後日議員総会が開かれ、下記のような内容の質問状を送って大口市長の見解を質すことになりました。

▼市長への質問状の内容(要約)

1 詳細な説明がされていない中で議会が承認したことについて、「これらの議決の事実により、組合の要望に対し黙示の承諾がなされた」という答弁は、議会の権限(監視権)にも影響を及ぼす。また議会への責任転嫁とも受け取れる。

2 志摩市契約規則第28条3項に規定されているにもかかわらず、書面によらない契約(変更契約)を市長は「対内的にはともかく、対外的には有効である」と正当化している。この書面によらない変更契約を元に戻す考えはないか。また、大口市政は今後も契約等において、この手法を正当化して実施するのか。

▼ 市長回答は「一般質問で議論」

「市議会において、一般質問があれば、その場で議論

したいと考えております。」

これが市長の回答全文です。議会が市長に見解を質

したことについてまったく解答をしていない、つまり議会無視です。

市と浜島温泉協同組合とで締結された覚書による湯の最低補償費月額50万円の納付が、担当部局や議会に知らされずに免除されていたことが、法的に有効と主張する大口市長。今後、市長権限でこの手法を正当化して実施するのかという議会の質問状にも回答をしませんでした。

▼調査特別委員会設置が必要

このようなことが常態化すると、議会の監視権は機

能しなくなり、市長の独走を許すことになります。議会が持っている調査権を行使して調査特別委員会を設置し、事実の解明をしなければ議会の存在そのものが問われます。

市政野名だより第12号

投稿日: 2009年8月7日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第12号

◆志摩市に7億9000万円

国の臨時交付金

国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金7億8978万円が志摩市に交付されました。この交付金は、否決すれば国に返さなければなりませんので、一部事業については地域のニーズを確認したうえで再検討を要望し、議会は賛成しました。

▼事業一覧表(四捨五入)

・公有財産管理システム導入  

891万円…国補助756万円

・低公害車購入

3680万円…国補助3122万円

・大王支所絵画展示施設整備    

9530万円…国補助8084万円

・筑地区・上之郷区の浄化槽改修 

226万円…国補助191万円

・渡鹿野区防災資機材保管倉庫

75万円…国補助63万円

・電算システム更新等    

1億8100万円…国補助1億5352万円

・清掃センター集塵機の改修等      

5591万円…国補助4745万円

・インフルエンザ治療薬購入等

167万円…国補助142万円

・浜島保健センター取り壊し

2190万円…国補助1857万円

・阿児健康センターろ過装置改修等

262万円…国補助222万円

・休日夜間応急診療所

122万円…国補助104万円

・保育所遊具改修

950万円…国補助806万円

・鵜方保育所改修

162万円…国補助137万円

・磯部社会福祉協議会耐震診断

132万円…国補助112万円

・農道・農業用水路改修(浜島・阿児・磯部)

4423万円…3752万円

・プレミアム商品券補助

1600万円…国補助1357万円

・海女文化交流事業

130万円…国補助110万円

・自然学校ウオーターボール導入

102万円…87万円

・浜島地区温泉施設整備調査

95万円…80万円

・賢島駐車場トイレ改修等

2079万円…1763万円

・パークゴルフフェンス改修等

510万円…433万円

・磯体験施設「海ほうずき」にライトアップ設置等

436万円…国補助370万円

・志摩市全域道路改良

1億9000万円…1億6117万円

・公園遊具改修(大王・浜島・磯部)

3361万円…国補助2850万円

・幼・小・中学校デジタルテレビ整備

5030万円…4640万円

・小・中学校空調整備

2648万円…2247万円

・幼・小・中学校施設改修

1429万円…1211万円

・小中学校パソコン購入等

5992万円…5537万円

・磯部歴史民族資料館整備調査

95万円…80万円

・大王公民館音響設備改修

366万円…310万円

・阿児・大王給食センター食器消毒機購入等

3127万円…2341万円

◆磯体験施設「海ほうずき」は

志摩市食堂か

浜島町にある磯体験施設「海ほうずき」で、本年5月より魚食文化の推進を目的に体験昼食を始めました。営業時間は毎週土・日の11時30分から12時10分。料金は一食980円で40食提供します。

大口市長は経済危機対策臨時交付金で施設に夜間対応のライトを設置し、将来はビアガーデンもしたいという考えを示しました。

志摩市の食材をアピールするなら体験昼食は期間限定にし、市内業者に誘客をはかったほうが地域活性化につながります。また体験施設の目的とアルコール販売とは合致しません。

平成20年度は「海ほうずき」に3843万円、今年度は4000万円投入しています。現在は正規の事務職1名、現業職2名、臨時職員10名ですが、10月からは雇用創出事業の補助金で臨時職員を4名増員します。

人件費等の経費を度外視して

これからも続けていこうという

親方日の丸の「海ほうずき」志摩市食堂。

はたして必要なのでしょうか。

◆600万円免除の怪?

大口市長は調査せず

▼浜島温泉協同組合の温泉使用料

最低補償費600万円は?

浜島温泉協同組合は、平成9年に旧浜島町が温泉施設を建設した際、総工費1億5千万円のうち5000万円を負担しました。そして翌年に温泉使用量にかかわらず、最低補償費として毎月50万円を納入する覚書を旧浜島町と締結しています。

浜島温泉協同組合の最低補償費月額50万円は、合併後の平成17年2月21日まで納付されていました。ところが平成17年2月21日に浜島温泉協同組合から最低補償費の廃止要望書が出された後の平成17年4月からは納付されていません。

当時、私は議席がなかったので、市議会の審議内容がわからず、議事録を精査したところ、この問題に関した説明は皆無でした。浜島温泉協同組合の最低補償費月額50万円がわけもなく消えたのです。

私は、誰がどんな理由で納付を免除したのか、資料も含めて竹内前市長に説明を求めました。

▼ 竹内前市長「条例に基づいて予算化」

「旧浜島町から引き継いだ覚書と、条例に基づいて行っている」と、竹内前市長は答えました。浜島町温泉施設に関する条例には、「市長が特に必要あると認めるときは給湯料を減額し、または徴収を免除することができる」と定めています。

この条例に基づいて給湯料を免除するのであれば、特に必要な理由を議会に説明し、理解を得なければなりません。議会に秘密裏に市長が行えるような軽い問題ではないのです。

また、最低補償費についても、合併の協議では「旧町のまま新市に引き継ぐ」となっていますから、覚書に基づいて行ったのであれば、毎月50万円を徴収しなければなりません。

竹内前市長の答弁は矛盾点が多く、特に必要な正当な理由を示すことができませんでした。

▼調査特別委員会の設置を議会が否決

誰がどのような理由で納付を免除し、どのように処理したのか、覚書の処理を含めて事務手続きに違法性はなかったのか調査し、今後このような問題が起きない対策を講じなければなりません。

事実を解明した上で、600万円の徴収をどうするかといった解決策の検討も必要です。竹内前市長が調査しないのであれば、議会がその監視権で事実の解明を行わなければなりません。

数名の市議がこの問題の調査を求めて、平成20年9月30日に調査特別委員会の設置を提案しました。ところが議会はこの提案を否決しました。議会は不明朗なままでよいと判断したのです。

▼「しっかり調査し、納得のいく回答を」

12月議会で大口市長

市議のとき大口市長は、私とともに「調査特別委員会を設置して調査すべきである」と強く主張していました。ところが市長就任後の12月議会では「特に問題はない」とこれまでの発言を撤回しました。

撤回理由に次の2点を挙げました。

・温泉協同組合が借り入れた掘削費用を返済した時点で月額50万円徴収が終わるものと認識していた。

・市の条例のどこにも徴収規定がないこと。

私は次の点をあげ、市長の認識を正しました。

・覚書は湯が枯渇したときに終了すると明記。

・合併引継ぎは「現行のまま新市に引き継ぐ」となっており、旧浜島町と同様に覚書を根拠に徴収できる。

質疑応答の最後に、大口市長は「しっかりと調査し、

納得の行く回答を報告したい」と答えました。

▼ 「口頭の変更契約は法的に有効」

6月議会で大口市長

私は6月議会で大口市長に調査状況を質しました。

「覚書は有効だが、平成17年2月21日に浜島温泉協同組合から出された要望書を市内部で検討し、組合に回答した記録は残っていないが、この要望書に沿った予算・決算が承認されていることから、市長から詳しい説明がなかったとしても、議決により《黙示の承認》がなされたとみなされる。

志摩市契約規則では変更契約書の作成を義務付けているが、この規定はあくまで内部手続きを定めたもので、仮にこの規定に反して変更契約がされたとしても、変更契約が無効になるわけではなく、書面の作成されていない変更契約も、対内的にはともかく、対外的には有効である。」と大口市長は答弁しました。

▼ 4つの問題点

①平成17年度は、旧5町合併後の志摩市最初の予算審議で、市長が意図的に説明しなかったと推測される使用料600万円の免除を見抜くことは困難である。市当局の説明責任が問われる。

②市の契約規則では、「市長は契約を変更するときには、契約に必要な事項を記載した変更契約書を作成しなければならない」と定められている。ところが大口市長は、議決後に市長独断で書面なしの変更契約をしても、法的には有効であると主張している。議会は市当局から出された契約書及び覚書をもとに審議するので、議会が認めた後に口頭での変更契約が有効だとすれば、議会の監視権は骨抜きとなる。

③温泉組合の湯の最低補償費免除の要望書と、口頭での変更契約の処理が市の内部文書に残されていない。これは明らかに服務違反である。

④大口市長は法的解釈のみを主張し、「いつ・誰がどのような理由で免除したか」をいっこうに調査しようとしない。なぜか?

▼後日、大口市長と議会の対応を報告します。

市政野名だより第11号

投稿日: 2009年6月20日 作成者: nonasumiyo

野名だより 第11号

▽大阪府 11,000円  
交通費 8,900円
日当 2,200円×1名
目的
 災害時に生活用水として提供できる
井戸の登録標識設置等の現状     
▽東京都 90,580円
交通費 56,280円
宿泊費 15,000円×2名×1日分
日当 2,200円 ×2名×2日分 
目的 図書館と保育園調理の民間委託
▽横浜市 25,960円
交通費 23,760円
日当 2,200円×1名
目的 公共施設の企業公告について
▽静岡県 57,106円
交通費 18,306円
宿泊費 15,000円×2名×1日分
目的 ドクターヘリの運行内容と成果
図書館の業務委託の先進事例
▽東京都 91,077円
交通費 52,277円
宿泊費 15,000円×2名×1日分
日当 2,200円×2名×2日分
目的
 全国社会福祉協議会の指定管理制度等
の現状と課題。地方議会の課題・方向性
▼志成会 120万円
※所属議員 小森仁・小河光昭・杉本三八一
濱口三代和・森本紘正(敬称略)

・会場使用料      41,390円
・お茶代        55,500円(個数?)
・コピー用紙        4,004円
・書籍代        14,130円
・yahooドメイン登録   6,300円
・まちづくり新聞     12,000円
・駐車料金          500円
・垂れ幕印刷代      1,500円
・全国都市財政年報  33,930円
・講師依頼( 旅費)   23,766円
・視察費      515,762円
・志成会だより   491,218円

視察の明細と目的
▽ 岩手県 515,762円
・交通費 326,762円
・宿泊費  15,000円×5名×2日分
・日当    2,200円×5名×3日分
・土産代     6,000円
▼フォーラム未来 140万円
※所属議員 杉木弘明・森昶・谷口覚・山際優
      上村繁子・山下弘・西崎甚吾

・書籍       6,500円
・会派だより  205,065円
・交通費      8,985円 
・講師依頼(旅費等)34,274円
・研修       2,795円
・視察費  

視察先と目的

市政野名だより 第10号

投稿日: 2008年12月20日 作成者: nonasumiyo

野名だより 第10号
◆平成19年度の決算状況▼歳入
 予算の不足分を市の預金(基金)から15億9,191万円取り崩していますが、このまま予算規模を縮小せずに基金を使い果たしたとき、志摩市は財政破綻に直面します。地方債の区分は歳入ですが、30億4,290万円は借金です。
区 分 金 額
市税 61億1,316万円
地方交付税等 87億2,521万円
国県支出金 23億6,929万円
地方債(借金) 30億4,290万円
基金繰入 15億9,191万円
財産収入 4億8,660万円
その他 18億3,703万円
合  計 241億6,610万円
▼借金は394億9,792万円
平成19年度の志摩市の借金は、鳥羽志勢広域連合・志摩広域消防組合・一部事務組合(才庭寮・ともやま苑)を合わせて394億9,792万円あり、住民一人あたり66万5,000円もの借金を背負っています。
(病院事業会計の一時借入金2億,4000万円は含まず) 〈会計別借入残高〉
会 計 起債残高
一般会計 259億 807万円
公共用地 8,608万円
住宅新築資金 1億 375万円
介護サービス 15億5,770万円
下水道会計 48億 793万円
水道会計 34億2,160万円
病院会計 9億3,460万円
鳥羽志勢広域連合 22億3,605万円
志摩広域消防組合 1億6,795万円
志摩広域行政組合 2億7,419万円
合 計 394億9,792万円

▼市の預金は107,100万円

財政調整基金とは、財源不足を補うために自由に使える市の預金のことをいいます。他に特定目的基金はありますが、一般財源には使えません。平成16年度に20億9,233万円あった財政調整基金は、平成20年度末には7億2,405万円しか残らない見込みで、市の預金が底をついたといえます。
〈財政調整基金残高〉
年 度 残 高
16年度末 20億9,233万円
17年度末 20億9,029万円
18年度末 15億6,119万円
19年度末 10億7,105万円
20年度末見込 7億2,405万円
▼未収金は32億9,438万円
志摩市の未収金は、一般会計18億8,265万円・特別会計8億6,313万円・企業会計5億4,860万円を合わせると32億9,438万円にもおよび、三重県下29市町の中では最下位の徴収率となっています。
公共料金の滞納は、市の財政悪化の要因ともなっています。今後、市の税収入の落ち込みや国からの補助金が減額されたとき、公共料金の値上げや住民サービスの低下を余儀なくされてしまいます。
※諸事情から税金や公共料金を滞納されている方は、そのまま放置せず、収税課にご相談ください。〈科目別未収金 〉
区  分 収入未済額市民税 3億2,418万3,063円
固定資産税 12億3,270万6,501円
軽自動車税 2,685万2,800円
特別土地保有税 2億3,397万  940円
入湯税 928万4,100円
保育所保護者負担金 237万2,800円
公営及び改良住宅使用料 2,752万2,101円
一般廃棄物処理手数料 293万7,057円
その他使用料及び手数料 158万3,209円
賃借料(いこいの村大王) 13万8,700円
奨学金償還金 193万2,000円
福祉資金償還金 659万3,697円
給食費徴収金 206万5,807円
生活保護費返還費・徴収金等 1,030万1,357円
その他雑入等 21万1,600円
国民健康保険税 5億7,805万6,012円
介護保険料 1,979万8,906円
下水道事業会計 2,620万4,057円
住宅新築資金貸付金 2億5,055万7,115円
水道事業会計 5億1,663万5,261円
病院事業会計 2,047万1,790円
合 計 32億9,437万8,873円1、歳出削減のために必要な早期改革
平成19年度の収支は一般会計・特別会計ともに黒字となっているが、単年度収支は6億1189万円の赤字で、財政調整基金を取り崩して財源不足を補っている状況である。
このまま推移すると基金が底をつき、財源不足を補えなくなったとき、実質収支が赤字となり、財政健全化団体に転落する懸念がある。歳出削減のための改革を早期に実施するよう、強く要望する。2、最重要課題は地方税徴収率向上
平成19年度の地方税徴収率は平成16年度より上昇して74・6%であった。しかし三重県内市町の平均89・2%(H18)と比較すると低いといわざるをえない。税の公平性と自主財源の確保を強く自覚し、最大限の努力を望む。3、経費削減のために積極的な施設統廃合
近隣の市と比較すると、志摩市は公有建物が多いため、維持改修費増大は否めない。合併の意味を考え、現実を直視し、施設の統廃合を含めた経費削減に積極的に取り組むべきである。4、引き続き人件費の削減を
平成19年度の人件費は、過去3年間で3億7900万円減少し、55億4136万円となった。しかし、志摩市財政の改善には人件費削減は重要なので、定員管理の適正化に努めるべきである。5、実態を把握して適切な未納者対策を
①国民健康保険税の未納率は20・9%、介護保険料 の未納率は2・8%を占めている。未納者の実態を
的確に把握し、適切な処理が必要である。
②下水道事業特別会計の未納率3・2%の解消に努め
るべきである。
③住宅新築貸付等事業の未納率は調停額の89・0%を占めている。徴収の向上に努めるべきである。6、病院事業は一時借入金と医師不足の解消を
平成19年度の一時借入金は限度内で行われている
が、毎年一時借入金が残り、額が増えている状況は正常な経営状況とはいえない。当年度の経営悪化要因は理解できるが、早期に一時借入金解消のための是正措置を講ずることと、医師確保が最大の課題である。
※一時借入金…支払い等一時的な資金不足を補う
ために借り入れるお金で、返済は年度内です◆財政破綻を回避するには
合併後、志摩市は預金である財政調整基金を取り
崩して事業を行ってきましたが、この基金の底が見えてきました。
監査委員の「財政調整基金が底をつき、財源不足を補えなくなったとき、志摩市は財政健全化団体(夕張市のような)に転落する懸念がある」と指摘された、その日は目前に迫っています。▼ 必要な事業の見直し
志摩市が第二の夕張市と化さないためには、徹底した経常経費の削減と既存事業の見直しが必要です。事業の見直しは、一時、住民サービスの低下となりますが、市の将来に希望がもてます。
今、財政健全化に向けた行財政改革に取り組まなければ、志摩市も近い将来、夕張市と同じような道をたどることになりかねないのです。▼ 市長・議員は保身を捨てよう
市長は、「目先の住民サービスは市を破綻させる」と肝に銘じ、市の将来を見据えた財政健全化に本気で取り組むこと。市議は「何でも賛成」ではなく、「議会はチェック機関である」という原則に立返り、不明朗なことや無駄な事業には毅然と反対したり、修正を要求しなければなりません。
これまで、無駄な事業を止められなかった理由として、市民から「市長も市議も選挙のために市民に迎合している」「事なかれ主義だ」「特定の業者のためと推測される事業提案をしている」といった指摘もありました。私たちはこの指摘を真摯に受け止め、志摩市の再生に何が必要か、しっかり考えていかなければならないと思います。

▼施設の統廃合は
公共施設の統廃合は総論賛成であっても、各論は「子供たちの通う施設は残してほしい。」これが保護者や地域の人々の切なる願いだと思います。
その思いに反して、市はこれから施設の統廃合を進めていかなければなりません。少子高齢化が顕著な志摩市では、現在、利用者が定数の60%に満たない、あるいは今後、減少が予想される保育所や幼稚園を残す財政力はないのです。
小学校の統廃合については、県職員である先生の人件費は市の財政に影響しないことから、適正な児童数のあり方や通学時のスクールバスにかかる経費と、施設の改修費や経常経費を試算し、比較検討は必要だと思います。
私の懸念は、統廃合することに市全域から「私たちの地域だけは残してほしい」と要望されたとき、どのような解決策があるのか、です。監査委員の意見を参考に、お考えいただけないでしょうか。

市政野名だより 第9号

投稿日: 2008年10月20日 作成者: nonasumiyo

野名だより 第9号

◆政務調査費(H20)
▼政務調査費は必要か?
 政務調査費とは、議員の調査研究活動に要する経費のことで、小森仁議員が提案し、平成18年4月1日より会派に所属する議員一人につき、申請により年額上限24万円が交付されます。
平成21年度より、年額12万円に減額されました。

▼ 政務調査費を使わなかった議員
西尾種生・大口秀和・高岡英史・畑美津子・小田幸道、廣岡安吉・三橋文夫・中村八郎・森本雅太・坂口洋、松尾忠一・野名澄代     (敬称略)

▼ 政務調査費を使った議員
小森仁・小河光昭・杉本三八一・森本紘正・森昶、
山下弘・濱口三代和・山際優・中川弘幸・谷口覚、
出間敏和・上村繁子・杉木弘明・西崎甚吾
(敬称略)

▼主な使途は視察と会派だより
平成20年度の政務調査費の主な使途は、昨年と同様に視察と会派だよりでした。
会派だよりに政務調査費を使うことについて、「選挙の事前運動とみなし、税金は使うべきではない」といったご意見を多数いただきましたが、現在の議員構成の中においては議員の良識に委ねるしか方法はありません。
私は政務調査費に反対していますので、「野名だより」は自費で発行しています。

▼ 今年も宿泊費の領収書は無し
志成会・公明会とフォーラム未来は年度末の視察を除いて、宿泊費は一律一泊1万5千円で、今年度も収支報告書に領収書が添付されていません。
何故、領収書を提出しないのでしょうか。
領収書がなければ、宿泊費1万5千円の根拠が示せず、「本当にそれだけ支払ったのか」といった疑念をもたれることにもなりかねません。それを承知で3年間提出しなかったのであれば仕方がないと思いますが、行政のチェック機関である議会の役割が問われるところです。
私はこれまで何度かこの宿泊費について、問題提起してきましたが、平成21年度から上限を一泊1万2千円に下げ、実費と決めました。やっと領収書のない宿泊費が認められなくなりました。
▼視察に日当2,200円!
平成18年度・19年度・20年度の3年間、視察に行った議員は日当2,200円を申請していました。
ある市民の方から、「議員はいいな。政務調査費で日当2200円ももらって視察という名の旅行に行けて。おまけに宿泊費1万5千円を誤魔化して

もらって当は2200円も議員視察に行けば日当2,200円
」を自ら決めたことについて、私は市民感覚からかけ離れていると考え、廃止を求めてきました。
しかし、19年度・20年度は改善されず、今後の方向性として政務調査費での宿泊費は実費とし、日当2,200円は廃止、という案を現在協議しています。政務調査費・公務の視察によらず、宿泊費は実費、日当は廃止すべきです。

◆政務調査費の内訳

▼志成会 120万円

☆所属議員 小森仁・小河光昭・杉本三八一
濱口三代和・森本紘正(敬称略)
科 目 決算額
会場使用料 41,390円
お茶代 55,500円
コピー用紙 4,004円
書籍代 14,130円
ヤフードーメイン登録 6,300円
まちづくり新聞 12,000円
駐車料金 500円
垂れ幕印刷代 1,500円
全国都市財政年報 33,930円
講師依頼(旅費等) 23,766円
志成会だより 491,218円    
視察費 515,762円

視察費の内訳
視察先 内 訳
岩手県 交通費 326,762円
 宿泊費 15,000円×5名×2日分
 日 当 2,200円×5名×3日分
 土産代 6,000円
 目的
 産業おこしによる町づくり・PFI
事業による合併浄化槽整備の調査
  ▼公明会 合計48万円
☆所属議員 中川弘幸・出間敏和(敬称略)
科 目 決算額
コピー用紙
コピー機用トナー代
プリンターインク   
32,789円 
書籍代 2,000円
交通費〈講演会参加〉      714円
視察費 444,497円

視察費の内訳
視察先 内 訳
熊本市

 交通費 80,574円
 宿泊費 15,000円×2名×2日分 
 参加費 10,400円 
 日 当 2,200円×2名×3日分
 目 的
 地方議会の現状と課題・九重町
大吊橋と町づくり寄付金条例

大阪府

 交通費 8,900円
 日 当 2,200円×1名×1日分
 目 的
 災害時に生活用水として提供
できる井戸の登録標識設置等     

東京都 交通費 56,280円
 宿泊費 15,000円×2名×1日分
 日 当 2,200円 ×2名×2日分 
 目 的 図書館・保育園調理の民間委託

横浜市 交通費 23,760円
 日 当 2,200円×1名×1日分
 目 的 公共施設の企業公告について
静岡県 交通費 18,306円
 宿泊費 15,000円×2名×1日分
 日 当 2,200円×2名×2日分
 目 的   ドクターヘリの運行内容と成果
  図書館の業務委託の先進事例
東京都

 交通費 52,277円
 宿泊費 15,000円×2名×1日分
 日 当 2,200円×2名×2日分
 目 的   全国社会福祉協議会にて、指定管理制度や地方議会の課題等

▼志豊海 合計14万3,670円
☆所属議員 山際優・松尾忠一・山下弘(敬称略)

視察費 143,670円

視察先  内 訳

長崎県

 交通費 113,670円
 宿泊費 15000円×2名×1日分
 目 的
 県水産試験場と民間業者のタイラギ貝の種苗・生産育成研究
▼ フォーラム未来 140万円

☆所属議員 杉木弘明・森昶・谷口覚・山際優
       上村繁子・山下弘・西崎甚吾(敬称略)
科 目 決算額
書籍代 8,500円
研修会(旅費等) 11,780円
会派だより 205,065円
講師(旅費等) 34,384円
視察費 1,140,271円

視察費の内訳
視察先 内 訳

静岡県
岐阜県 交通費 20,606円
 宿泊費 15,000円×5名×1日分
 日 当 2,200円×5名×2日分
 目 的 掛川市自治会、医療センター
  「山びこの郷」視察

名古屋市 交通費 12,030円
 日 当 2,200円×3名×1日分
 目 的 EM菌研究会
熊本県

 交通費 201,434円
 宿泊費 15,000円×5名×2日分
 日 当 2,200円×5名×3日分
 参加費 25,400円
 目 的
 九重町夢の大吊橋視察、町づ
くり寄付金条例事業

東京都
 交通費 186,541円
 宿泊費 15,000円×7名×1日分
 日 当 2,200円×7名×2日分
 目 的
 地方分権改革に対する地方議
会の課題及び今後の方向性、
EM菌を活用した日本橋・神田
川の視察

多気町
奈良県
大阪府
 交通費 56,492円
 宿泊費 15,000円×6名×1日分
 日 当 2,200円×6名×1日分
 目 的

 農村まちおこし視察
橿原市クリーンセンター視察
議会運営と保育所の民営化

津市
岐阜県
大阪府

 交通費 57,073円    
 宿泊費 33,095円
 日 当 2,200円×5名×2日分
 目 的
 介護老人保健施設「トマト」
西濃環境保全センターのガス
化溶融炉・PFI方式導入によ
る浄化槽設置事業

※山際優市議・山下弘市議…前期は志豊海、後期はフォーラム未来で政務調査費を使っています。松尾忠一市議は志豊海の視察に不参加。

市政野名だより 第8号

投稿日: 2008年6月20日 作成者: nonasumiyo

野名だより 第8号

◆野名澄代の懲罰要求を否決
六月二十五日、小河光昭市議が六月十三日に提出した私野名澄代の処分要求書が採決にかけられ、否決されました。賛成三名、反対十九名でした。
※賛成市議…濱口三代和・杉本三八一・森本紘正
                (順不同・敬称略)
※反対市議…小田幸道・森本雅太・出間敏和・西崎甚吾・中村八郎・廣岡安吉・山下弘・松尾忠一・中川弘幸・上村繁子・坂口洋・三橋文夫・大口秀和・高岡英史・山際優・
畑美津子・森昶・谷口覚・杉木弘明
               (順不同・敬称略)
◆小河市議の処分要求書
 小河市議が小森仁議会議長に提出した私野名澄代の処分要求書〈侮辱を受けた事実または事情〉の全文は次の通りです。(原文のまま)
六月十一日の一般質問において野名澄代市議は、私小河光昭を名指しした上で「志摩市の財政は大丈夫ですという市長の力強いご答弁を…」という昨年六月の私の一般質問の一部発言を引用し私の質問の主旨を著しく歪曲し誹謗する発言を行っております。
今回の発言は私が財政状況を理解できない無能者であることを印象付けようとする悪意に満ち明らかに私を侮辱しております。よって同氏に対する厳正なる処分を要求するものであります。

◆私の一般質問の主旨
 六月十一日、私は自治会市政懇談会(五月二十八日)における市の財政状況を説明した市長の発言を取り上げて、追及しました。
市長は十八年度の決算のみを用いて、「市の財政は職員数以外、財政数値は安定したもので、決して心配するものではない」と発言しました。私は市長の財政に対する認識の甘さを指摘し、「今は二十年度ですから、説明するときには十八年度の決算だけではなく、十九年度の決算見込みと二十年度の予算編成後を踏まえた資料でなければ、直近の財政状況を把握できない」と糾しました。
その過程で、昨年六月の小河市議の一般質問の発言をそのまま引用しました。引用した理由は、私の記憶では市財政を楽観視した発言は、小河市議だけだったからです。              
議会における議員の一般質問は、すでにケーブルテレビでも放映され、議事録にも残されています。小河市議の発言をほぼ忠実に引用したことが、なぜ、懲罰要求に発展したのでしょうか。
 私は「なぜ、懲罰を要求されたのか」がわからず、ケーブルテレビで自分の一般質問を検証しましたが、まったく思いあたることはありませんでした。

◆私が引用した
小河市議一般質問の発言
 十九年六月、小河市議は次のように発言しています。(議事録より)
「北海道の夕張市の財政破綻がマスコミに取り上げられ、全国的に波紋を呼び、その事によって志摩市においても、現在、老健施設の建設あるいは庁舎建設といった大型公共工事が進められていることから、一部市民の方から志摩市は夕張市のようなことはないのかといった不安の声が聞こえてきています。そこで、志摩市は財政的に大丈夫だという市長の力強いご答弁から、先ず、いただきたい、このように思っております。…」
市長が大丈夫という趣旨の答弁後、再び次のように発言しています。
「先ず、最初に今の壇上からの市長の答弁に対して、質問をさせていただきます。力強い志摩市は財政破綻をするようなことはないという答弁をいただきましたので、市民の皆さんも安心しておられると思います。…」           
◆弁護士―侮辱に該当しない
 小河市議の懲罰要求は、私にとってきわめて不合理・理不尽なことでした。
本会議や委員会で侮辱を受けた議員が、法的根拠に基づいて処分を求める権利はあります。しかし、今回の小河市議の処分要求書は明らかに感情むき出しで、法的根拠はまったく見当たりません。
私が議事録その他の資料を示して弁護士に意見を求めたところ、「地方自治法百三十三条の“侮辱”に該当しない」という判断でした。その理由は次の通りです。
①野名議員の引用は、小河発言をほぼ正確に引用しており、発言内容を歪曲化するものではない。
②野名発言の全体の流れからみて、小河議員の発言内容を引用した意図は、“志摩市の財政状況は楽観視できるものではなく、きわめて厳しい状況にあると認識すべきである”いう主張をすることにあるとみるべきである。したがって小河議員を誹謗中傷する目的は読み取れないし、小河議員が財政を理解できない無能者であると印象づけを図る意図もみられない。             (裏面に続く)
                 
③野名議員に対しては、何らの懲罰を科す必要はない。仮に懲罰を科し、その内容が公表されることになれば、場合によっては名誉毀損に該当し、国家賠償請求の対象となりうる。
④仮に、野名発言の中に、小河発言が市の財政状況を
楽観視する内容であり、厳しい状況の認識が不足しているという評価が加わったとしても、市議会における審議、討論という性格上、他議員の見解に対する反論を行う過程で、前提となる他議員の見解に関する分析・評価が加わることは、むしろ当然のことであり、侮辱に該当しない。

◆侮辱の根拠を答えられず
 懲罰特別委員会において、畑美津子市議らは「野名澄代発言のどの部分が歪曲・誹謗しているのか。また侮辱したとする発言を具体的に示すように」と求めました。
しかし、小河市議は、『野名だより第七号』と昨年の自分の発言を引用したことが「侮辱」にあたると、終始感情論を展開し、明確な法的根拠を示すことができませんでした。
高岡英史市議が休憩を求め、
「質疑が進むほどに法的根拠がないことが明らかになってきたので、この審議を続けることが法的に妥当か、調査してほしい。」
と発言されたことに、小河市議が
「僕を侮辱している。」
と激怒した一幕もありました。
他に懲罰の法的根拠がないとする意見と、小田幸道市議から取り下げ提案も出ましたが、小河市議は聞き入れませんでした。

◆小森仁議長の指導力とは
 法的根拠が明確でない懲罰動議(処分要求書)を、小森仁議長は受理することに違和感をもたなかったのでしょうか。
小森仁議長と小河市議、それに懲罰を科すことに賛成した濱口三代和市議、森本紘正市議、杉本三八一市議の五名は、同じ志成会の仲間です。それゆえに、小森議長には懲罰要求書を受理する前に、小河市議と私双方の話し合いの場を設けてほしかったと思います。そして話し合いが決裂したときは、議長の権限において、公平な立場で、懲罰動議が感情論か、法的根拠に基づいているのかを調査すべきであったことは言うまでもありません。
私の一般質問は、すでにケーブルテレビで放映されています。この発言が、著しく小河市議を誹謗中傷し、侮辱する内容であったなら、なぜ議長はその場か会期中に注意をしなかったのでしょうか。
あとで懲罰を要求されるほどの発言であるなら、なおさら、本会議で議長権限において私の発言を制止すべきだったと思うのです。
これまでの慣例として、本会議や委員会で議員の問題発言等があれば、その場か、会期中に議長から発言した議員に、撤回または訂正の助言がありました。私は発言中に議長から一度も注意がなかったので、問題はなかったと認識していましたが、突然、懲罰特別委員会にかけられてしまいました。

◆議会の良識は
 私に対する小河市議の処分要求書は、結果として否決されました。しかし否決されたからといって済ませられる問題ではありません。
 可決された場合、誰がこのようなむちゃくちゃなことで、議会が野名に罪を科したと信じるでしょうか。どれほど『野名だより』で弁明しても、「議会が無実の者を罪におとすはずがない」これが社会常識ではないでしょうか。
 それゆえに懲罰を科す場合は、慎重な対応をしなければならないのです。
 小森仁議長は、本会議で同僚議員の発言をそのまま引用しただけで、懲罰を要求できるという悪しき前例を作ってしまいました。
 この懲罰特別委員会を六〇数名(含無記帳者)の市民が傍聴されていました。この方々はどのように感じられたでしょうか。

《参考資料》
議会の懲罰は、あくまで本会議及び委員会での発言が対象となります。開会中に、議員が地方自治法や会議規則・委員会条例に規定された規律を乱し、これらに違反した場合に懲罰が科されます。
議場外では、正当な理由がなく欠席した者、秘密会の内容を漏らした者、また、議会運営に直接的な影響を与えるような行為がある場合でないと、懲罰の対象にはなりません。      (議員必携より抜粋)

◆ご意見をお寄せください
私は自分の視点で、行政・議会の問題点を『野名だより』において皆さんにお伝えしてきました。理由は私の意見に賛同してくださる方が多ければ、その世論の力で是正していきたいと思ったからです。ですから、常に事実を正確に伝えることを遵守してきました。
ところが、六月十八日の議会運営委員会でも『野名だより』に注意をできないかといった意見がでています。議会運営委員会は、議場外の議員活動に注意をする権限はないはずですが、事実を皆さんにお伝えすることが、なぜ、問題とされるのか、私には理解できません。 
皆さんのご意見をお待ちしています。
     野名澄代 七二―一三二〇
六月十八日に開かれた議会運営委員会で、小河議員が野名だより第7号の中に事実と違うことが二点書いてあると主張したようです。
小河議員は、「視察費四十九万六千円は、市民に迷惑をかけるほどの大きな金額とは思えません」については、自分がはっきり言ったから事実としても、他の議員はそれに同調していないのに、同調したと書いてあると主張されたようですが、同じ賛成であっても違う考えであるなら、賛成討論で明確に表明すべきです。黙って手を挙げれば、同調したとみなされると私は思います。
また、議長は独断で視察費を決めていないとも主張されたようですが、では議長は、何時、どこで、誰と協議し、決定したのか、なぜ、説明しなかったのでしょうか。
 「野名だより第7号」と「議員削減を求めて」を発信してから、議会の空気がこれまで以上に険しいと私は感じています。今回の処分要求を求めた理由荷、小河市議は、「野名だより」をあげています。

議員削減を求めて

私たち七名は
六人削減を提案しました
廣岡安吉・野名澄代・松尾忠一・坂口洋
大口秀和・高岡英史・畑美津子

 議会改革特別委員会で、これまで何度か議員定数削減について協議してきましたが、削減数は二人・三人・四人・六人と、意見が分かれ、最終決定は六月五日に持ち越されました。
私たち七名は、志摩市の破綻に近い財政状況を考えたとき、議員定数六人削減は譲れないと思いますが、 
皆さんはどのようにお考えでしょうか。

議会改革特別委員会委員の意見
二人減…中川弘幸
三人減…西崎甚吾・山際優・上村繁子
四人減…小田幸道・杉本三八一・小河光昭
三橋文夫
六人減…松尾忠一・野名澄代
                    (敬称略)   
各会派の削減数と理由
※公明会
出間敏和・中川弘幸
削減数…二人
理由……自治会が成熟するまで議員は必要。
 
※フォーラム未来
西崎甚吾・山下弘・上村繁子・森昶・山際優
谷口覚・杉木弘明
削減数…三人
  理由……自治会が成熟していない。

※志成会
濱口三代和・杉本三八一・小森仁・森本紘正
小河光昭
  削減数…四人
  理由……多数の削減は、市民の声が届かない。

※ 清明会
小田幸道・森本雅太・中村八郎・三橋文夫
削減数…四人
理由……自治会が成熟していない。常任委員会が
構成できない。選挙で選ばれるから、議
員を減らしても少数精鋭にはならない。
議員は地域も含めて対応すべき。
※正流会
西尾種生・野名澄代
削減数…六人(西尾種生の意見は二人減)
理由……市の財政状況を勘案すべき。自治会が成
熟していないと思わないが、成熟してい
ないというなら、議員を削減した財源の
一部を自治会の活動費に使えばよい。

※一人会派連合
廣岡安吉・松尾忠一・坂口洋・大口秀和
高岡英史・畑美津子・
  削減数…六人
  理由……まちづくり基本条例による議会と自治
会の役割分担が決まろうとしているな
か、今後、自治会と執行部による市民集
会も開催されるので、議員は本来の仕事
に専念すれば市はよくなる。
                  (以上敬称略)

私たちは議員を削減した財源を
自治会の支援に使ってほしい!
議員の削減を少なく提案した会派の主な意見は、「自治会が成熟していない、市民の声が届かない」でした。志摩市の自治会は、議員を減らすことでその役わりが果たせない程度の組織なのでしょうか。私たちはそうではないと思っています。確かに合併後に成立された自治会もあります。地域によっては、自治会の役員の受け手がなく困っているところがあるとも聞いています。しかし、だから “自治会が成熟していない”ということにはならないはずです。
議会は議員削減を最小に抑える理由を、自治会に転嫁せず、志摩市の規模にあわせて考えるべきです。私たちは自治会の現状も踏まえて、議員六人を削減して、その財源の一部を自治会の支援策に使ってほしいという考えのもとに、「六人削減」を提案しました。
行政・議会・市民の役割はそれぞれ違うところもありますが、目的は同じです。地域発展のためには、議員の口利きを優先するよりも、自治会が行政側と対等に話し合える土俵づくりを支援し、議会は本来の行政のチェックと政策立案の機能を強化すべきではないでしょうか。

ご意見をお聞かせください
廣岡安吉…阿児町志島四二三   (四五―二〇二三)
野名澄代…大王町波切一〇八-一  (七二―一三二〇)
松尾忠一…浜島町浜島九二八    (五三―一五〇六)
坂口洋……阿児町神明九九六-四  (四三―五二一三)
大口秀和…志摩町和具一八九六-三 (八五―三一九七)
高岡英史…大王町畔名一一四-一 (七三―〇〇九二)
畑美津子…磯部町迫間六二    (五五―二一二五)

市政野名だより 第7号

投稿日: 2008年4月20日 作成者: nonasumiyo

野田だより 第7号

◆小森仁議長の不信任決議案
    賛成少数で否決
3月定例会の最終日に、私、野名澄代は「小森仁議長は不適任」であるとして議長の不信任決議案を提出しましたが、賛成少数で否決されました。
※提出者  野名澄代   
※賛成議員 廣岡安吉・松尾忠一・坂口洋・大口秀和高岡英史・畑美津子(敬称略)
※反対議員 小田幸道・浜口三代和・森本雅太・出間
      敏和・西崎甚吾・中村八郎・杉本三八一
      山下弘・中川弘幸・森本紘正・小河光昭
      上村繁子・西尾種生・三橋文夫・山際優
      谷口覚・杉木弘明(敬称略)

▼議長不信任の理由
一 議会の原則的ルールに反した
志摩市議会では、「意見書等は特別な場合を除き、最終日の会議において採決する」という申し合わせがあります。これに反して、小森議長は「道路財源の確保を求める意見書案」を議会初日に入れました。
この意見書は、昨年九月の定例会で採択したばかりですし、鳥羽市・伊勢市の議会は提案もしていません。それなのに志摩市議会だけが「特別な場合」とし、議長が日程を優先しました。道路財源は必要ですが、意見書には適正な使途についても言及し、議員全員の同意を得てから、「特別な場合」として認めるべきです。

二 視察費用を独断で計上
平成二十年度の予算案に、議長が独断で議会改革特別委員会の視察費四十九万六千円を計上していたことがわかり、問題となりました。
特別委員会は昨年十二月二十一日に設置され、三月議会まで数回開催されています。その間、一度も議長から視察費についての相談はありませんでした。協議する時間は十分あったはずですが、議長は議員に諮ることなく、独断で研修視察を決めたのです。
資料だけで理解し、協議できる議会改革特別委員会に、なぜ一泊二日の研修視察が必要なのか、なぜ事前に議員に相談しなかったのか、いまだ議長から説明も謝罪もありません。議長権限のどこにも予算を伴う新規事業や、その予算額を独断で決めてもよいとは明記されていません。それなのに独断で決定したわけですから、その責任は議長自らとるべきです。
▼反対議員の意見〈要約〉
※小河光昭議員
 「議会ルールに反した」については、議会運営委員会で決定されたことなので、(議長が)議会を混乱させたことにはなりません。異議を申し立てた議員が議会を混乱させたのであって、賛同しない議員はそれなりの意見書を出せばよいでしょう。
 「視察費」については、議会運営委員会で詳細な説明・報告があり、委員会はそれを認めたのだから、何の問題もない。視察は必要ないというのは、野名議員の個人的な意見で、私は四十九万六千円という金額が市民に迷惑をかけるほどの大きな金額とは思いません。
 議会費の無駄なものは取り除かなければならないとするなら、政務調査費は(私は)議会活動をしていくうえで非常に大事だと思っていますが、当初から利用されていない議員分は不要額だと思いませんか。
※三橋文夫議員
小河議員と同じ意見です。議長に何ら瑕疵を認めることができないので、不信任案には断固反対です。
※小田幸道議員
 視察費用を税の無駄使いだと市民から批判があるといいますが、最終的に議会運営委員会で決めたことなので、議長を不信任するほどのことではありません。 
※浜口三代和議員
 議会のルールにのっとって議会運営委員会の決議を重視したこと。視察予算は、議長が議会改革にまじめに取り組み、必要だと認めた予算だから、使い方はこれから議会改革特別委員会で審議すればよいことです。議長に責任はありません。

▼ 反対議員の意見に対する
私の反論
議長不信任案に反対した議員は、一様に「議会運営委員会で認めたので問題はない」と、ことの本質をすり替えました。しかし、議会運営委員会は議会を円滑かつ効率的に運営するためにおかれたもので、新規の事業やそれに伴う予算を決定する権限はありません。  
視察費が必要なら、必要とする議会改革特別委員会で協議し、決定すればよいことです。それなのに役割の違う議会運営委員会で、議長が予算書配付後に事後報告をしたから、「委員会が認めた」ことになるという論理は、間違っているといわざるをえません。
小河光昭議員の「視察費四十九万六千円は、市民に迷惑をかけるほどの大きな金額ではない」とする意見に同調した十七名の議員。議会改革を利用した “視察という名の旅行 ”は、税金の無駄遣いにならないとお考えなのでしょうか。
このような無駄遣いの積み重ねが大きな金額となり、市の財政が破綻に陥る危険性が高いことを認識したうえで、「それでも視察は必要」と考えているのか、私は問いたいと思います。
◆議会改革特別委員会の目的
 昨年十二月二十一日、議会改革特別委員会(委員十名)が設置されました。検討事項は議員定数・議員報酬・政務調査費・議会の活性化・議会機能の充実・議会情報化の推進・その他議会改革に関することです。
※委員長…中川弘幸   ※副委員長…杉本三八一
※委員……小田幸道・西崎甚吾・野名澄代・松尾忠一
    小河光昭・上村繁子・三橋文夫・山際優
                 (以上敬称略)
▼議員定数削減決定は六月予定
 財政が許せば、議員は少ないより多い方がよいと思います。しかし、志摩市の財政は多くの議員を抱えるほどの余力はなく、私の予想を超えるスピードで夕張化現象に陥っています。
私は昨年六月定例会で、議員定数四人減を提案しましたが、同僚議員の賛同が得られず、継続審査となっていました。その後、議員定数削減を議会改革特別委員会が引き継ぎ、現在協議しています。削減案の決定は本年六月の予定です。

▼私は六人減を提案
急速な志摩市財政の悪化にかんがみ、私は昨年提案した議員定数四人減を撤回し、少なくとも六人減を提案するつもりです。
財政悪化の原因はいろいろありますが、次の2点を挙げることができます。
・合併後、迅速に行財政改革に着手しなかったこと。
・合併特例債を利用した庁舎建設を含めた箱物行政等身の丈にあわない公共事業を進めたこと。

▼他市の議員定数の状況
〈市名〉 〈人口(概数)〉〈条例定数〉 
・志摩市  六・〇万人   二十六人
・鳥羽市  二・三万人   十六人
・いなべ市 四・七万人   二十人
・亀山市  五・〇万人   二十二人
・名張市  八・三万人   二十人
・天理市  六・九万人   二十人(奈良県)
・橋本市  七・〇万人   十八人(和歌山県)

▼財政悪化と議会・議員の役割
市財政悪化の責任は市長だけではなく、議会にもあります。議会が予算・決算をしっかりチェックしていれば、たった四年で市財政がこれほど悪くなることはなかったはずです。
庁舎建設をはじめとする公共事業を、市長とともに推進してきた多数の議員。危機的な財政状況を理解できず、「志摩市の財政は大丈夫ですという市長の力強いご答弁を…」と平然と発言できる議員。事業内容に関係なく、議案全てに黙って賛成する議員等々。一部の議員を除いて志摩市議会は市長の追認議会であった感が否めず、その結果が現在の財政状況と化してしまったと思います。
これまでに何度か財政悪化を回避できる局面がありました。庁舎建設もその一つです。しかし、そのつど議会は少数意見を数の力で抑え、市長の後押しをしてきました。二十六名の議員がいながら、今日の財政悪化をもたらしたということは、志摩市には二十六名もの議員はいらないということになります。
この観点からも、私は前回提案した議員定数四人削減案を撤回し、少なくとも6人削減を提案します。

▼小田幸道議員が
  市役所で私的機関紙を印刷
『議会だより』第十三号に記された「市議の一人が市役所の輪転機を私的に使用していた」ことについて、多くの質問がありましたので、補足いたします。
市役所で、私的機関紙を印刷していたのは、小田幸道議員です。期間は、平成十八年九月から発覚した十九年六月まで。印刷枚数は一回につき七百枚ほど。
私が問題にしたのは、発覚後の議会の対応です。議長に申し入れてから、四ヶ月後、「小田議員が『私は悪くない』と主張して譲らないため、厳重注意をできなかった」という議長報告。その後は放置されたまま。
私は不問にできず、十二月定例会で取り上げました。その結果、議長が厳重注意し、小田議員は謝罪しました。後日、小田議員は印刷代金?としてカートリッジ(インク)5本を弁済しました。印刷機を数ヶ月も私的使用した弁済額が、インク5本でいいのでしょうか。議会改革以前に議会は自らの襟を正すべきです。

◆慶弔費の見直しは?
市議会の慶弔規定は次の通りです。
現職(生花は一万円相当)
※市長・議員…… 香典二万円・生花一基
※副市長・教育長…香典一万円・生花一基
元職  
※市長・議員・旧町長…香典一万円・生花一基
※助役・副市長・収入役・教育長…香典一万円
議員の配偶者及び血族一親等・同居の養父母
        香典一万円・生花一基
慶弔費は市民の税金から支出しています。前号で取り上げたあと、多数の方から「見直すべき」というご意見をいただきました。しかし同一議員が一度決まったことを再度見直すよう主張できません。議員定数・政務調査費・議員報酬・慶弔費を含め、ご意見はお手数ですが左記議会事務局へお願いいたします。
▼議会事務局…℡85‐5401
〒517‐0703 志摩市志摩町和具660

市政野名だより第6号

投稿日: 2007年12月7日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第6号

市議会の慶弔規定

市の特別職と議員は特別か

市議会の慶弔規定(生花は1万円相当

現職

・議員…香典2万円・生花1基

・市長…香典2万円・生花1基

・副市長・教育長…香典1万円・生花1基

議員の家族

・議員の配偶者及び血族一親等及び同居の養父母

香典1万円・生花1基

元職

・議員…香典1万円・生花1基

・市長…香典1万円・生花1基

・助役・副市長・収入役・教育長…香典1万円

・旧町長…香典1万円・生花1基

会派の代表者会議で、市議会の慶弔規定が右記のとおり決まりました。この支出は議長交際費いわゆる公費からです。例えば、50歳で議員を辞めた人が90歳に死亡したとき、40年後に皆さんの税金から香典と生花が出ることになります。

この慶弔規定は旧町にはなかった制度で、市の厳しい財政を考えたとき、議員の家族や元職まで必要なのか疑問なところです。私は現職の議員本人に限定すべきと反対しましたが、反対者は私の所属する正流会だけでした。賛成理由は、「功労があった方ばかりだから必要」、「世間一般的には最低額だから…」でした。

皆さんはどのように感じられましたか?

市議会の役員選挙

会派制の中で、最大の弊害といわれているのが役員選挙です。今回もこの例に漏れず、一人を除いた全ての役職を多数会派が占めました。「役はほしいが責任は取れない議員」がいないように私は願っていますが。

新役員(敬称略、◎委員長・○副委員長)

・議長 小森仁    ・副議長  森昶

・監査委員 中村八郎

・総務財政常任委員会 ◎山下弘  ○中川弘幸

・教育民生常任委員会 ◎森本紘正 ○西崎甚吾

・産業建設常任委員会 ◎山際優  ○廣岡安吉

・議会運営委員会   ◎三橋文夫 ○小河光昭

・広報特別委員会   ◎上村繁子 ○出間敏和

・庁舎特別委員会   ◎杉木弘明 ○野名澄代

政務調査費について

政務調査費とは、議会における会派や議員が、専門的な知識を得るための調査研究に必要な経費の一部として支給される経費のことです。議員の選挙活動や親睦会、交際費は認められていません。

▼小森仁議員が提案されました

政務調査費は、市長ではなく小森仁議員が提案し、平成18年4月1日から会派に所属する議員一人につき、月額2万円が支給されています。私は議員の活動費や自らの知識を吸収するための費用は、議員報酬で賄うべきと考え反対しました。反対者は4名でした。

▼政務調査費を10人の議員が辞退

昨年度、政務調査費を辞退した議員が26人中10人いました。報酬だけで議員活動が充分にできることが証明されたと思います。まだ政務調査費は必要?

☆政務調査費を辞退した議員〈敬称略〉

西尾種生・大口秀和・高岡英史・畑美津子・小田幸道・廣岡安吉・三橋文夫・中村八郎・森本雅太・野名澄代

☆政務調査費をもらった議員〈敬称略〉

小森仁・小河光昭・杉本三八一・森本紘正・濱口三代和・中川弘幸・出間敏和・山際優・松尾忠一・山下弘・上村繁子・森昶・谷口覚・杉木弘明・西崎甚吾・坂口洋

▼政務調査費は視察と会派だより

議員が先進地や現地に出向き、専門的な知識を吸収するための視察は大切です。しかし、一方で政務調査費での視察は、北海道や九州・沖縄等遠隔地が多いといった批判や、インターネットを含めて情報収集が簡単にできる調査研究なのに、なぜ、わざわざ遠隔地へ視察に行くのかと視察の目的を疑問視する声も聞こえてきます。

また、議員の個人的な抱負等を掲載した会派だよりにたいし、市民から政務調査費で選挙の事前運動をしているとの批判もありました。市政の主な情報は、市の広報と議会だよりで市民に周知されていますので、私は税金で議員個人のPR的なことは厳に慎むべきと考え、「野名だより」は自費で発行しています。

▼宿泊費の領収書は添付されず

志成会・公明会・フォーラム未来の収支報告書に、宿泊費の領収書がありませんでした。市の旅費規程では、議員の県外視察は公務として1万5千円の宿泊費は認められていますが、議会の決め事として政務調査費の収支報告書には領収書を添付することになっています。会派の視察は市の旅費規程に準ずるとしても、領収書の提出は厳守すべきです。

▼会派の視察に日当2200円

会派で視察に行った議員全員に、日当2200円が支払われていました。これを決めたのは市長ではなく議会です。市の旅費規程では、議員の視察を公務とみなし、2200円の日当が支給されています。会派の視察もこの旅費規程に準じていますが、公務ではない会派活動の視察を公務扱いとして、議員が政務調査費から自分たちに日当をつけることに、市民の皆さんは理解を示してくれるのでしょうか。

志摩市議会もこれから改革を進めていく方向で協議していますが、改革以前の問題として、議員が自分たちへの予算執行を野放しにしていないか、今一度考えなければならないと私は思っています。

▼政務調査費の使途(敬称略)

◇共産党 合計18万9721円

・会派だより 14万6581円

・会場使用料    6300円

・図書購入費  3万6000円

・コピー代      840円

※所属議員 坂口洋

◇志豊海 合計72万円

・会派だより  50万 702円

・水質調査費  16万 498円

・測定料     5万8800円

※所属議員 山際優・松尾忠一・山下弘

◇志成会 合計111万9683円

・研修会交通費     6768円

・コピー機トナー  3万 345円

・図書購入費    4万7400円

・会場使用料    3万4300円

・お茶代〈468個〉5万2670円

・報告会交通費  4170円

・コピー用紙      5021円

・たれ幕代        900円

・収納ボックス      478円

・会派だより   40万2437円

◆視察2回分合計 53万5194円

①東京都(参加1名)4万5367円

交通費 2万5967円

宿泊費 1万5000円×1日

日当  2200円×2日

②北海道(参加5名) 48万9827円

交通費 30万 827円

宿泊費 15000円×5名×2日

土産代 6000円

日当  2200円×5名×3日

※所属議員 小森仁・森本紘正・杉本三八一・濱口三代和・小河光昭

◇フォーラム未来 合計120万円

・パワーポイント   2万6040円

・図書購入費     3万5894円

・会派だより    23万6649円

・チラシデザインデーター  7万1400円

・ホームページ制作等 15万3510円

・資料・研修会    5万 904円

◆視察4回分合計 62万5603円

①京都府(参加4名)8万3232円

宿泊費 1万5000円×4日

交通費   5632円

日当  2200円×4名×2日

②鳥取・島根県(参加2名)8万6528円

宿泊費 1万5000円×2名×2日

交通費 1万3328円

日当  2200円×2名×3日

③東京都(参加5名)24万3820円

宿泊費  1万5000円×5名

交通費 14万6820円

日当   2200円×5名×2日

④徳島県(参加5名)21万2023円

宿泊費  1万5000円×5名×2日

交通費  2万9023円

日当   2200円×5名×3日

※所属議員 森昶・谷口覚・杉木弘明・上村繁子・西崎甚吾

◇公明会 合計48万円

・コピー用紙        1225円

・カートリッジ     2万4800円

・プリンターインク     6781円

・EM用ビデオ等      2700円

・研修会・視察料等   1万1021円

・雑誌購入費      1万8000円

◆視察4回分合計 41万5473円

①東京都(参加2名)9万7530円

宿泊費  1万5000円×2名

交通費  5万8730円

日当   2200円×2名×2日

②沖縄県(参加2名)18万9800円

宿泊費  1万5000円×2名×2日

交通費  11万6600円

日当   2200円×2名×3日

③京都府(参加2名)4万1616円

宿泊費  1万5000円×2名

交通費  2816円

日当   2200円×2名×2日

④島根・鳥取県(参加2名)8万6527円

宿泊費  1万5000円×2名×2日

交通費  1万3327円

日当   2200円×2名×3日

※所属議員 中川弘幸・出間敏和

市政野名だより第5号

投稿日: 2007年8月7日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第5号

◆ 庁舎建設は

談合摘発業者が落札

5月28日、市の庁舎建設工事を㈱フジタが29億1900万円(税込み)で落札、予定価格に対する落札率は93%です。入札参加業者は㈱フジタ・㈱銭高組・㈱大成建設の3社のみで、市長のいう「透明性の確保と談合防止のため指名入札をやめ、一般競争入札を行った」意義はどこにあったのかが問われます。

6月5日、落札した㈱フジタとの契約締結の議案が賛成多数で可決されました。ところが同社は、平成16年に新潟の下水道関連工事の談合で、公正取引委員会から排除勧告を受け、今年4月27日この事実を認めて審判手続きをとっていたのです。その審判が5月29日におり、それをうけて三重県は6月6日に㈱フジタを指名停止とし、志摩市も同日指名停止しました。

この経過で問題になるのは、市長が5月31日に落札業者の談合事件を確認していながら、6月5日の採決まで議会に報告を行っていなかったことです。私たちは市長に説明を求めるために庁舎特別委員会の開催を求めました。

*市長は「法的に問題はない」と

6月18日に開かれた庁舎特別委員会では、〈談合で排除勧告を受けている業者に庁舎建設の資格があるのか〉が問われました。市長の見解は「法的に問題はない」でした。

今年4月27日に談合を認めていた㈱フジタを、入札に参加させた理由は「この時点で談合を把握していなかった」でした。それが事実なら、公正取引委員会の決定を確認した5月31日以降に、市長は落札無効の処置を講じなければならなかったはずです。

平成16年7月28日に新潟の談合で公正取引委員会から排除勧告を受けながら、今年4月27日にやっとその事実を認めた㈱フジタの処分は、時間の問題であったはずです。

まだ三重県から指名停止を受けていないという理由で、議案の賛否の重大な判断材料となる事件を議会に報告しなかったということは、意図的に㈱フジタとの契約を可決するように導いたとも受け取れます。こうした市長の対応に市議8人は疑念を抱き、庁舎建設工事の着工保留を要望しました。

▼着工保留を要望した市議(敬称略)

松尾忠一・野名澄代・坂口洋・大口秀和・畑美津子・高岡英史・広岡安吉・森本雅太(後に離脱)

*市長が㈱フジタ来庁を隠蔽?

7月31日の庁舎特別委員会で、庁舎建設工事を落札した㈱フジタが6月1日に来庁したことが発覚しました。不可解なことは、同社が公正取引委員会の審判決定書を持参しただけで、市長と面談していないというのです。

約30億円もの請負工事の契約議会を4日後に控えた同社が、謝罪文も添付せず、担当職員に審判決定書を手渡して帰るだけの用なら、郵送でもことが足ります。㈱フジタの来庁目的は何だったのでしょうか。

*市長に重大な疑念?

これまで記した庁舎建設工事入札・契約の経緯およびその後に判明した事実を基に整理すると、次の3点について市長に重大な疑念を感じます。

1 5月31日に仮契約を結んだあと、市長は㈱フジタの談合事件を確認していましたが、議会に報告しませんでした。採決前に議会に同社の談合を報告しなかったことは、「否決されては困る」「契約破棄をしたくない」もしくは「契約破棄できない」何らかの事情が市長にあると受け取ることもできます。

2 ㈱フジタが6月1日に公正取引委員会の審判決定書を持参したといいますが、もしそうなら市長は落札無効の処置をとらなければならないはずです。

この点について市長の説明がありません。

3 市長は6月5日に、㈱フジタと請負契約を結び、

翌6日に同社を指名停止としました。この1日の違いが「法的に問題はない」場合でも、その日を設定した市長に意図はなかったのでしょうか。

▼入札前後の経緯

平成16年

7月28日…㈱フジタが談合で排除勧告を受ける。

平成19年

4月27日…㈱フジタが新潟の談合を認める。

5月28日…庁舎建設工事を㈱フジタが落札。

5月29日…公正取引委員会から㈱フジタに審決。

5月31日…志摩市が㈱フジタと仮契約を結ぶ。

市長が㈱フジタの談合事実を確認。

6月5日…議会で契約案件を可決後、契約締結。

6月6日…三重県・志摩市が㈱フジタを指名停止。

*志摩市議会の良識とは?

以上記した庁舎建設工事の請負契約締結までの主な疑問点を、皆様方はどのように感じられましたか。

私たち7人は、議員の責務として真相を究明しています。志摩市の㈱フジタの指名停止が、契約締結した翌日であったことが法に違反していないとしても、その日を設定した市長には道義的な責任があります。

法の盲点をすり抜けたとしても、決定するまでの経緯を議会が質さなければ、志摩市議会の良識が問われると思うのです。

◆ レインボーの移設費

約300万円

生産者福祉直売市場レインボーを、庁舎建設予定地西側の調整池隣の三角地へ移設しています。議会に説明がないままの工事で、費用は約300万円。

借地料は今年度7月1日より3月末まで120万円、次年度から年間160万円ということです。この借地料については、「駐車場として借りる」と3月議会で説明していました。ところが、7月からその土地に施設を建設しているのです。

予算説明で駐車場として借りるといいながら施設を建てるとしたら、議会を誤魔化したことになります。担当職員は「誤魔化してはいない」と反論しましたが、誤魔化していないのであれば、移設する前に事前に議会の承認を得るのが常識です。

レインボーは障害者福祉・高齢者の生きがい・地元産品を地元で消費する〈地産地消〉を担っており、成果をあげています。

担当職員は「移設することで販売高が伸びる」と答えましたが、多額の費用を投ずるのであれば、現存の場所で客層を広げ、販売高を伸ばす方策を検討すべきだったと思います。

◆ 前島病院は

現存の場所に決定

前島病院を志摩支所内に移転する議案が3月議会で承認されていますが、それを元の場所に戻すことを6月議会で賛成多数により可決しました。ただ、提案した3月と今との状況が変わっていないなかでの変更ということで、市長の指導力と議会軽視を問う意見が続出しました。

私は次の4点を勘案して賛成しました。

1 市長は自らを減給処分にしている。

2 事業部長の説明から、近い将来、多額の費用を要する改修の必要がないと判断できる。

3 志摩支所を幼稚園・保育所の集約化・一元化することに志摩町自治会の理解を得ている。

4 地域住民が望んでいる、

*新設も協議と提案が

病院事業の補正予算では、総額を3月議会で承認された1億4千万円とし、医師住宅の改修を取りやめて診療所の改修費を増額しています。この改修費が6千万円と多額なことから、老朽化した診療所を改修するより、新設も協議すべきだという意見が出されました。

診療所を新設すれば、建設費のほかに解体費が約3000万円、耐用年数を25年残した建物の取り壊しで生じる補助金の返還が約1800万円、設計委託料約800万円に用地のボーリング調査費等諸経費が必要となります。これらを勘案し、私は市長が提案した改修案に賛成しました。

◆ 議員定数4人減は先送り

私は議員定数を現行の26人から4人減らして22人にすることを、6月議会に提案しました。ところが継続して審議するとして、先送りされてしまいました。

市は国の方針に沿って行財政改革に取り組んでいます。特に職員数削減が命題となっているなかで、次の選挙までまだ時間があるという程度の理由で、議会だけが議員定数削減に取り組まなくてもよいということにはならないと思い、削減案を提案したわけです。

今後協議を重ねながら議会で決めていきますが、削減案に対する議員の意見は、後日報告いたします。

◆ 議会改革特別委員会の

役割とは!

6月5日の全員協議会で、議長が推薦した議会改革特別委員会委員の選出基準が、公平の原則から外れているとして問題となりました。

選出基準は「3人以上の会派」という説明でしたが、2人会派の議員も委員に名を連ねていました。3人未満の会派議員には資格がないとするならば、二人会派議員が委員になることはおかしいといわざるをえません。志摩市議会の良識が問われます。

市長が提案した議案については、一人会派も5人会派も関係なく審議できます。しかし、議会運営や議長交際費等議会にかかわることは、会派の代表者で決めるというのが志摩市議会のルールです。そのため一人会派の意見は、なかなか通りません。

私は議会改革をするまでもなく、議員定数の削減や全員協議会の前面公開は、今すぐできると思っています。

ほとんどの自治体で常識となっていることを、志摩市議会では議会改革特別委員会を設置しなければできないとしたら…。議会改革特別委員会の真の役割を原点に立ち返って考えたいものです。

◆全員協議会は非公開

市議会の主な役割は、行政をチェックすることと市民に情報開示することだと思います。しかし、なぜか志摩市議会は情報開示には後ろ向きです。

三重県や県内のほとんどの市では、物事を決める過程である全員協議会を全面公開していることをあげ、私は何度か全面公開を提案してきました。しかし、いまだに非公開のままです。

以前、私は『野名だより』に全員協議会の内容を公開したことで、数名の議員からものすごいバッシングを受けました。ですが、今は議会改革を標榜している議員が多数を占めています。良識をもった議員が多いなかで、まさか、常識である全員協議会の全面公開に反対するとは思えません。再度、次回からの全員協議会の全面公開を要望したいと思っています。