市政野名だより第14号

投稿日: 2010年3月7日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第14号

『野名だより』のご愛読ありがとうございます。今年度も、初心を忘れず議会・行政の無駄遣いを監視しながら、志摩市の発展に努めたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

◆市財政の健全化を目指して

削減目標は十年間で26億2千万円

財政の健全化を目指して、市は今後十年間で26億2千万円の削減を目標とした「志摩市財政計画」を策定しました。

今後、この計画に沿って保育所・幼稚園・小中学校の統廃合、事務事業や補助金の見直しが実施されます。しかし、それでも十年後の市財政は決して「健全化された」とはいえません。十年後の財政予想は次の通り。

公債費比率…14・7%

一般財源に占める借金返済の割合を示したものが公債費比率です。18%を超えると、借金の際に国の許可が必要となります。

経常収支比率…101・1%

自由に使える一般財源等に対して、人件費・扶助費・借金返済等の経費の占める割合を示したもの。

健全化の目安は70~80%とされています。

預金…2億7800万円

赤字の埋め合わせや、いざというときに使える財源です。しかし、計画では一年分にも満たない額です。「財政計画」が予定通り進まなければ、この預金がマイナスに転じます。

十年間の財政計画

将来人口予測

平成19年度…5万6765人(決算値)

24年度…5万3100人

28年度…5万人

31年度…4万7700人

47年度…3万5200人

地方税と交付金(歳入)

平成19年度…137億8275万円(決算値)

24年度…141億3330万円

28年度…138億7100万円

31年度…126億2040万円

人件費

平成19年度…55億4136万円(決算値)

24年度…48億540万円

28年度…42億5360万円

31年度…40億600万円

※議員定数は22人で算出

建設事業費

平成19年度…33億2208万円(決算値)

24年度…53億8300万円

28年度…20億540万円

31年度…17億540万円

市債(借金)

平成19年度…30億4290万円(決算値)

24年度…79億9850万円

28年度…15億8640万円

31年度…11億7040万円

公債費(借金返済額)

平成19年度…28億5548万円(決算値)

24年度…32億6190万円

28年度…38億7130万円

31年度…37億3580万円

地方債残高(借金残高)

平成19年度…259億807万円(決算値)

24年度…374億6140万円

28年度…345億9990万円

31年度…285億1870万円

基金残高(預金)

平成19年度…12億6120万円(決算値)

24年度…26億4960万円

28年度…34億8240円

31年度… 2億7860万円

※公債費と地方債残高の中に、広域連合のし尿処理施設分は含まれていません。

▼ 住民サービスを低下させる前に

行政、議会経費の削減を!

平成二十二年一月二十八日の臨時議会において、財政計画関連議案十二件のうち一件が否決されました。

私は十年後の志摩市の財政を考えたとき、反対できないと十件の議案には賛成しました。しかし、「母子家庭等卒業祝金廃止」と「非課税世帯の心身障害者給付金廃止」の2件についてはどうしても賛成できませんでした。

財政難を理由に福祉サービスを低下させるのであれば、その前に市職員の給料、市議会議員の定数、報酬、政務調査費、慶弔費を見直さなければ、とうてい市民の協力は得られないと思ったからです。

市職員、市議会議員の待遇をそのままにした市の財政計画、あなたは納得なさいますか。

◎母子家庭等卒業祝金廃止

賛成十一人  反対十人

母子家庭に小・中学校卒業時に支給されていた卒業祝金五千円を廃止する案は、可決されました。

◎心身障害者(児)福祉給付金廃止

賛成三人   反対十八人

非課税世帯の心身障害者に支給されていた年額八千円を廃止する案は、否決されました。

◆サンライフ阿児の利用料金

四月一日から値上げ

サンライフ阿児の利用料金を値上げする議案が賛成十二人、反対九人の僅差で可決されました。値上げ実施は平成二十二年四月一日です。

▽賛成議員(敬称略)

助田時夫  山下 弘  濱口三代和 山際 優

小河光昭  小田幸道  杉本三八一 中川弘幸

西崎甚吾  森本雅太  高岡英史  杉本弘明

▽反対議員(敬称略)

中村和晃  村瀬利嗣  福田和義  井上裕允

谷口 覚  野名澄代  松尾忠一  坂口 洋

上村繁子

▼値上げ理由

①燃料の高騰により、経営が厳しい。

②三十万円未満の修繕が予想より多く、経費がかさむ

③三階に健康推進課があるので、三階大広場を利用したエアロビクスなどの事業の展開ができない。

④経営が赤字になれば、事業者の撤退が懸念される。

▼事業者との協定書の内容(抜粋)

①指定管理料(消費税含)

・平成十九年度…3258万円

・平成二十~二十三年度…2988万円

②三十万円以上の修繕費は市が負担する。

③管理料を変更しなければならない事情が生じた場合には、その都度、市と協議のうえ、定める。

④管理業務の継続が困難な場合には市に報告し、その指示に従う。

▼契約期間内の値上げは?

入札制度の公平性に疑問視

サンライフ阿児の指定管理業者選定の際、応募した二業者の事業計画や管理料を検討し、現在の業者に委託しました。

市は「指定管理料の値上げよりも、受益者負担の観点から利用料金の値上げに踏み切った」と説明しました。

しかし、契約期間内に利用料金や指定管理料の値上げをすることは、指定管理制度や入札制度の公平性を損なうことになります。業者が入札時に事業費を低く見積もり、後で値上げを要望することに繋がるからです。

サンライフ阿児を市民の健康保持のために残そうとするならば、短絡的な利用料金の値上げは避けるべきです。市が健康推進課を本庁に戻すなどの環境整備をしたうえで、利用しやすい営業時間の延長や、トレーニングメニューを増やすといった企業努力を求めるべきだと思います。

◆戸別受信機

平成二十三年度より運用開始

平成二十二年一月二十八日の臨時議会で、防災行政無線戸別受信機設置整備費が可決されました。市内全域の運用開始は平成二十三年四月一日の予定です。

事業費…7億1637万円

一般財源 …  1987万円

補助金  …3億1900万円

合併特例債…3億7750万円

◆ 磯体験施設に

足湯は必要か

国から、地域活性化臨時交付金3億2800万円が援助され、左記に示した施設と道路等を整備します。

この中の、磯体験施設「海ほうずき」の足湯施設は必要なのか、私は疑問視しています。

大口市長は、昨年、この施設に市直営の食堂を始めました。今回、さらに1500万円で足湯施設をつくりますが、年間維持費は約120万円必要です。

慢性的な赤字施設に設備投資をする場合、先ず、施設の立地条件や規模を基に、持続的な利用者の見込みを試算すべきだと思います。市財政は、さらなる赤字を負担できる余裕がないことを考えてほしいのです。

▼整備する事業の一覧表

○大王第三・磯部ひまわり保育所防水等 125万円

○農業用水路修繕等(磯部・阿児) 2000万円

○漁港関連施設修繕(志摩・阿児・大王)400万円

○消防格納庫の整備等(浜島・大王) 156万円

○小学校修繕(波切・越賀)      478万円

○中学校修繕(片田・東海・磯部)  1488万円

○市内道路舗装(全域)      3100万円

○磯部プール修繕           368万円

○浜島コミュニティセンター空調設備 429万円

○浜島最終処分場施設の法面工事  1240万円

○海ほうずき足湯施設整備(浜島) 1588万円

○浜島海洋センタープール塗装     742万円

○鵜方・神明の空調設備と遊具修繕   244万円

○阿児清掃サンター        1500万円

○公衆トイレ整備(安乗)       650万円

○阿児松原スポーツセンタープール塗装 730万円

○阿児文化公園の排水路修繕    8605万円

○阿児アリーナ屋根修繕       104万円

○志島・甲賀公民館修繕       2531万円

○間崎島開発センター空調設備等   194万円

○サンライフの温水ヒーター修繕   300万円

○志摩清掃センター修繕等    3184万円

○間崎・渡鹿野島の道路修繕     1400万円

○間崎分校の取壊しと防災倉庫整備 4637万円

○越賀舞台の屋根修繕         811万円

○ともやま公園施設修繕等(大王)  4350万円