市政野名だより第33号

投稿日: 2020年7月27日  作成者: nonasumiyo

発行者
野名すみよ 大王町波切108-1
令和2年7月発行

市政野名だより第33号(PDFファイル)

◆市長の期末手当を50%減額
賛成15、反対4で可決
6月1日、竹内市長が本年6月に支給される期末手当を市長50%、副市長と教育長30%の減額を提案し、賛成15、反対4で可決されました。
3人の減額合計は約102万円。提案理由は、「新型コロナ感染症による市民の苦しい現況に、自分も痛みを分かち合いながら対応していきたい。減額した財源は、緊急的な支援に充てたい」。

▼反対した議員 4名(以下敬称略)
大口秀和、坂口洋、小河光昭、下村卓也、

▼賛成した議員 15名
山本桂史、井上幹夫、前田俊基、橋爪政吉、谷口覚、
上村秀行、金子研世、中村和晃、大西美幸、濱口卓、
渡辺友里夏、山下弘、西﨑甚吾、中村孝司、野名澄代、

◆議員の期末手当50%減額は
賛成8、反対11で否決
市長等の期末手当減額が可決された後、自民党市議団と上村秀行議員の協力を得て、私野名澄代が議員の期末手当50%の減額を提案しました。
減額理由は、「困窮されている、市民の一助に使いたい」。結果は、賛成8、反対11で否決でした。
「自分の身を削って、市民のために使いたい」と賛同した議員は、たったの8名しかいません。
反対した11名の中で、発言した議員の意見は裏面に掲載しましたが、無言議員の反対理由は分からず、「市民がコロナウイルスの影響で困窮していても、自分に入るお金が大事なのか」と、感じました。
皆さんは、どのように判断されますか。

▼反対した議員 11名(以下敬称略)
大口秀和、小河光昭、坂口洋、下村卓也、西﨑甚吾、山下弘、山本桂史、井上幹夫、前田俊基、谷口覚、
渡辺友里夏、

▼賛成した議員 8名
濱口卓、橋爪政吉、中村孝司、上村秀行、金子研世、
大西美幸、中村和晃、野名澄代、

▼市長の減額に賛成、議員の減額に反対議員 7名
山本桂史、井上幹夫、前田俊基、谷口覚、山下弘、
渡辺友里夏、西﨑甚吾、

◆議員報酬3か月間 30%減額
賛成15、反対4で可決
6月23日、6月1日に否決された議員の期末手当50%減額の代案として、中村和晃議員から「議員報酬30%を3か月間減額する発議」が出され、賛成15、反対4で可決しました。経緯は下記の通りです。

▼会派代表者会議で物別れ
「議会の手続きが適正ではない」という理由で反対した西﨑議員。今度は、同じ会派の谷口覚議員と山下弘議員らの会派と組んで、議員活動に支障がない金額として、議員報酬5%~上限10%までの減額を「会派代表者会議」で提案しました。
中村和晃議員は、私野名が提案した期末手当50%減額に賛成議員として名を連ねた関係で、この金額を基本とした報酬30%を3か月減額する案を譲らず、物別れに終わりました。

▼中村和晃議員に妥協か
水面下で、中村和晃議員を中心に、山下弘議員と谷口覚議員が調整した結果、中村和晃議員の提案した、報酬の30%を3か月減額することで決着。
その後、山下弘議員は自分たちが提案者になると主張したが、中村和晃議員が譲らなかったため、賛成議員として名を連ねた。

最初は議会ルールを“こじつけ”して反対し、世論の形勢が不利になると、あたかも報酬の減額に積極的であるとアピールするかのごとく、提案者を主張するとは。それこそルール違反になりませんか?

▼反対から賛成に変節した議員の本音とは
後日、改めて出された減額提案に、最初反対した議員7名が賛成に転じました。その中の6名は、5月19日の議員総会と、6月1日の議場で“だんまり”を決め込み、そろって反対し、後でそろって賛成しました。

下村卓也議員は変節した議員に、「(前回)反対討論したのに、今回、賛成するのは市民向けのパフォーマンスとしか考えられない(要約)」と批判。
穿った見方をすれば、最初は自分に入る金が減ることに反対した。しかし、世論の批判と来年の議員選挙への影響を恐れて変節した、と受け取れます。

反対から賛成に転じた議員7名(敬称略)
前田俊基、井上幹夫、谷口覚、山下弘
西崎甚吾、山本桂史、渡辺友里夏、

▼1回目、2回ともに反対した議員4名
減額に揺るぎない反対議員は4名。コロナであろうが何であろうが、自分たちの報酬は死守するという強い信念を持った議員といえます。前市長であった大口秀和議員も、市長と議員の報酬減額に反対とは。市民よりも「お金」が大事なのでしょうか?

反対議員 4名(敬称略)
大口秀和、小河光昭、坂口洋、下村卓也、

◆反対議員の意見は(要約)

▼下村卓也議員
1 議員の報酬カットは、性急に生活に困窮しない議員の考えだと思っている。報酬カットを提案するのであれば、議員全員が所得を公開し、課税所得を一覧表にまとめ、全議員が把握したうえで、議員総会で協議し、方向性を模索すべきである。

2 報酬の減額は、議会議員を専業とする若い方々の立候補が厳しい状況が今後も続くことを危惧する。

3 報酬カットではなく、期末手当の50%を議員個人が商工会の商品券を購入して、自分が応援したいところで使えば、市の効果的な経済支援となる。

4 報酬は生活給ではないというが、私は正直言って生活給である。カットされるということは、現実問題として生活設計全て、かなり狂ってしまう。

私は農業をやっている関係で、土地を荒らさないために100万円の赤字を出しながら、何とかやりくりしながら議員活動を一生懸命やっている。

そこで(減額により)生活がなお苦しめられるというのは、私が何か大きな過ちをやって懲罰を受けたのであれば甘んじて受けることはあると思うが、精いっぱいやっていて、なおかつ調査(1の全議員の所得公開等)もせずに思いつきというか、他市がやっているからということで、短絡的に数字を出して協議された…

▼小河光昭議員
私は若い時から、職人として仕事をしてきた。職人は年齢に関係なく一人前の仕事ができたら、一人前の日当・給料がもらえる。
私は30代、40代、50代の先輩職人と同じ日当で仕事をしてきた。20歳前には雇っていただいた親方に、「自分は若く未熟者だから、仕事が一人前と認められないようであれば、日当を下げてもよい」と言ったが、下げられたことは一度もなかった。

職人上がりの私にとって、自分で自分の給料を減額することは、仕事ができないと自分で認めるようで納得できない。ただし、志摩市が財政面で非常事態に陥ったときは例外だが、今、志摩市の財政は非常事態ではない。職員の給与をカットする事態には、私は自ら報酬を下げる。

▼西﨑甚吾議員
今回の提案は、議会での手続きが適正に行われていない。5月19日に議員総会で協議されたが、志摩市会議規則には協議または調整を行う場は全員協議会であると定めてある。その中で議案や協議事項は、議長または議員の発議により全員協議会または議員総会終了後に行うことができる。
なお、議長が必要と認めたときは随時議員総会を開催し、議員間討議を行うことができると定められているが、認識していながら無視して、この提案をした。期末手当の減額だけが、最善なコロナ感染症の対応策ではないと思っている。

◆反対意見に野名澄代の見解は

▼下村卓也議員に
1「減額を提案した議員は、性急に生活に困窮しない議員の考え…」については、「年間約570万円ももらいながら、6月の期末手当50%の減額で困窮するのであれば、議員を辞め、もっと給料の高い職業に就けばよい」と、私は反論しました。
報酬は労働や器物の使用などに対する謝礼としての金品。給料は勤労に対して支払われる報酬。この違いは、市職員は常勤だから給料、議員は非常勤だから報酬ということになります。
「議員の所得を公開し、全議員が把握して減額を協議する」より先に、期末手当を50%減額したことで、生活に困窮する議員名から公表すべきです。

2「若い専業議員の立候補が厳しい…」について、志摩市の年間平均所得は約230万円、議員報酬は約570万円。報酬を減額しない口実に、若い世代を盾にしたとの批判は免れないと思います。

▼小河光昭議員に
反対理由は「職人上がりの自分は、報酬の減額は仕事ができないと自分で認めるようで納得できない」、でした。
議員の仕事について、私見ですが議員歴、議長歴が同じ西﨑甚吾議員と小河光昭議員を、積極的な議員活動がよく見える一般質問の回数と、書面による議会報告書の有無で比較してみました。

合併してから今6月定例会まで、一般質問の回数は59回。その中で議長として一般質問をしなかった4回を差し引くと、55回がパーフェクト。西﨑議員55回、小河議員32回。議会報告書は、西﨑議員は新聞折り込みで発信、小河議員は目にしたことがありません。
この2例だけで議員の評価はできませんが、議員は公僕として、報酬の多寡で仕事をするものではなく、少ない報酬で活動してこそ、その存在価値が認められると、私は肝に命じています。

▼西﨑甚吾議員に
「議会の手続きが適正に行われていない」と指摘した一方で、「議長が必要と認めたときは、随時議員総会を開催し、議員間討議を行うことができると定めている」と、適正な手続きを認めています。

濵口三代和議長は5月19日、議員報酬の減額について、全議員の意見を聞くため、議員総会を開催しました。
その際、坂口洋議員が「この場の調整ではなく、本会議で議論すべき」と退席。それ以後、誰一人の議員から意見は出ず、閉会しました。
議長は適正な手続きを経て議員総会を開いたが、最初から減額の反対を決めていた15名の議員は、協議を拒否したのです。そのことを棚に上げて、反対の口実に、議長や提案者を貶めてはいけません。

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