市政野名だより第36号

投稿日: 2021年9月17日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第33号(PDFファイル)

発行者 野名すみよ
大王町波切令和3年10月発行

◆議員4年間の活動状況

➀ 一般質問
下記表の一般質問は、4年間に質問した回数です。発言機会は、議長歴がない議員は4年間で15回。議長歴2年の中村和晃議員は8回、濵口三代和議員は7回。令和2年10月当選の、松井研二議員と森光子議員は4回です。

➁ 議員定数の削減
議員定数20人を18人に削減することについて、
反対…× 、 賛成…〇

③ 議員報酬の減額
議員報酬を減額することについて
反対…× 、 賛成…〇

④ 政務活動費の使用状況 (現職のみ)
下記の政務活動費は、平成29年4月1日から令和3年3月31日まで、議員が視察等で使った金額です。コロナ過の影響からか、例年より減額でした。

4年間の活動状況

◆政務活動費は必要か(敬称略)

▼8名の議員は「使わない」
金子研世、中村孝司、中村和晃、大西美幸、濱口卓、松井研二、上村秀行、野名澄代、
上記8名の議員は、「議員活動は自費」との考えから政務活動費は使っていません。使った議員12名の主な使途は、視察研修でした。
4年間で使った金額は約300万円。一例として、この財源で街灯を設置すれば、4年間で約100基の電柱設置ができます。
「議員仲間の視察研修か、街灯か」。 極論ではなく、市民と議員の利益を天秤にかけ、どちらを選ぶかの例えです

▼小河光昭議員は「視察研修は議員の仕事」と
政務活動費を不要とする私野名に、小河光昭議員は「政務活動費を使って視察研修に行くのが議員の仕事。議員として活動を進めるために政務活動費はある。使わない議員は自費で視察に行き、活動を報告すべき」と反論しました。
同じ会派仲間や仲の良い議員同士の視察研修は、親睦旅行も兼ねて、議員には有意義かもしれません。
しかし、市民生活に目線を置いた地道な議員活動は、市民の代表として議員に課せられた責務です。
成果が疑問視されている視察研修だけが、議員の仕事ではありません。

▼報酬減額、政務活動費廃止に反対の本音は?
左記の表をご参照ください。政務活動費を使った議員12名の中で、議長を除いた11名が議員報酬の減額にも反対しています。
反対の本音を推測すると、政務活動費を廃止すれば仲間内での議員視察は公費が自費になる、報酬を減らせば収入が減る等々、議員が既得権を手放すことによる「損」をしない計算をしたと、受け取ることもできます。
限られた市財源の中で、議員が経費を多く使えば、その分、市民サービスに回る財源は少なくなります。
市民と議員の関係をシーソーに例えれば、自己の損得勘定に長けた議員が多ければ、公費は議会経費にも流れ、その分、市民サービスに少なからず影響があるということは自明の理です。

▼改選後の適正な議員定数は15名か!
令和3年10月に行われる市議会議員選挙の定数は、20名から18名に削減されました。
市の人口は、令和3年4月1日現在で48,060人。前回の市議選挙より3,800人も減少しています。過去4年間の人口減少を参考に、次回の市議選挙の人口予想は約44,000人とすれば、その減少分の議員定数は削減しなければなりません。
市長と議員の同時選挙により、議員の任期が一年短縮されたとしても、議員定数は15名を基本とした協議が必要です。

◆議員報酬の減額は未だ決まらず

議員報酬の減額については、金子研世議員、中村孝司議員、上村秀行議員の協力を得て取り組みましたが、根本的な改革はできませんでした。
議員全員の年間報酬は、約1億1,700万円。
一人当たりの年間報酬は、下記のとおりです。

月額報酬期末手当年間報酬
議長470,000×121,663,8007,303,800
副議長399,000×121,412,4606,200,460
議員370,000×121,309,8005,749,800

▼西﨑甚吾議員「減額だけが最善の対応策か」
西﨑議員は、「提案時の手続きが適正に行われていない。期末手当の減額だけが最善なコロナ感染症の対応策ではない」と反対しました。
議員総会で一人の発言も無かったことを承知して、後から“こじつけて”反対するのはルール違反です。協議の場とした議員総会で主張すべきでした。

▼下村卓也議員は「減額で生活が苦しめられる」
議員報酬の減額は、性急に生活に困窮しない議員の考えだと思っている。減額するのであれば、全議員が所得を公開し、課税所得を議員が把握したうえで、方向性を模索すべき。   議員報酬は減額せず、議員が期末手当の50%で 商工会の商品券を購入し、使えば経済支援になる。
報酬は生活給(給料)ではないというが、私は生活給である。減額されると現実問題として、生活設計がかなり狂ってしまう。私は土地を荒らさないために農業で100万円の赤字を出しながら、何とかやりくりして議員活動を一生懸命やっている。
そこで減額により生活がなお苦しめられるというのは、私が何か大きな過ちをやって、懲罰を受けるのであれば甘んじて受けるが、精いっぱいやっていて、思いつきや他市がやっているからということで短絡的に数字を出して協議された…
「減額は無意味、むしろ加算すべき」と発言。
会派便り新風で「報酬減額は偽善」と批判。

▼小河光昭議員は「報酬減額に納得できない」
私は若いときから、職人として仕事をしてきた。職人は年齢に関係なく、一人前の仕事ができたら一人前の日当・給料がもらえる。
私は30代、40代、50代の先輩職人と同じ日当で仕事をしてきた。20歳前には親方に、自分は若く未熟者だから、仕事が一人前と認められなければ、日当を下げてもよいと言ったが、下げられたことは一度も無かった。
職人上がりの私にとって、自分の給料を減額することは、仕事ができないと自分で認めるようで納得できない。
会派便り新風でも「報酬減額は偽善」と批判。

◆議会改革を断行

▼慶弔規程の「香典と生花」を廃止
議員に特別待遇であった、慶弔規程の生花と香典を廃止しました。
対象者は、現職の市三役と議員以外に、「元市長、元副市長、元教育長」「旧町の町長、助役、収入役、教育長」「元議員」の他に、特別待遇ともいえる「議員の配偶者と血族一親等及び同居の義父母」。
公費で支出する対象者は、増える一方でした。

▼長期欠席議員の報酬減額を改正
長期欠席している議員に、議員報酬が全額支払われていたため、何度か見直しを提案。やっと、欠席期間を定めた減額改正が決まりました。
減額率は下記のとおりです

欠席期間減額率
90日以上180日未満20%
180日以上1年未満30%
1年以上50%

▼市長と議員の同時選挙を推進します
令和2年9月定例会で、下村卓也議員と小河光昭議員が市長と議員の同時選挙を提案。否決でした。
同時選挙は法的には可能でも、最小限必要な準備ができておらず、物理的に不可能だったからです。
その経緯を踏まえ、私野名は昨年12月、特別委員会の設置を提案。委員会で本年10月に当選された議員に引き継ぐ、実務の参考資料を作成しました。削減額は4年間で約1,700万円です。

▼議会経費の無駄をなくしたい!
議員は、市政の不要な支出を監査する立場にありながら、自らに係る議会経費の無駄には無関心です。
私は同僚議員の協力を得て議会経費の無駄を撤廃してきましたが、まだ、議員の定数削減、報酬減額、政務活動費の廃止、市長と議員の同時選挙の是正が残っています。課題は、反対議員の数の力です。反対が多ければ、決まりません。

▼議員の職責とは!
同じ事業なのに、竹内前市長には反対、橋爪市長には賛成と、私情で判断かと思える議員がいます。
質疑の中で、市職員時代に竹内前市長と何かあったのかと勘繰るほどに、執拗に嫌がらせ質問を繰り返し、審議が深夜に及んだことも何度かありました。
ところが、橋爪市長に代わったとたん、事業内容も事業費も同じなのに、なぜか嫌がらせ質問はピタリと止み、すんなりと賛成に変心しました。
議員の職責とは。
基本中の基本として、議員は市民の代表として、市及び市民にとって良いか悪いか、この一点で判断すべきことは言うまでもありません。
もし、積年の恨みを議会で晴らすための言動であったとすれば、議員失格との批判は免れません。

市政野名だより第33号

投稿日: 2020年7月27日  作成者: nonasumiyo

発行者
野名すみよ 大王町波切108-1
令和2年7月発行

市政野名だより第33号(PDFファイル)

◆市長の期末手当を50%減額
賛成15、反対4で可決
6月1日、竹内市長が本年6月に支給される期末手当を市長50%、副市長と教育長30%の減額を提案し、賛成15、反対4で可決されました。
3人の減額合計は約102万円。提案理由は、「新型コロナ感染症による市民の苦しい現況に、自分も痛みを分かち合いながら対応していきたい。減額した財源は、緊急的な支援に充てたい」。

▼反対した議員 4名(以下敬称略)
大口秀和、坂口洋、小河光昭、下村卓也、

▼賛成した議員 15名
山本桂史、井上幹夫、前田俊基、橋爪政吉、谷口覚、
上村秀行、金子研世、中村和晃、大西美幸、濱口卓、
渡辺友里夏、山下弘、西﨑甚吾、中村孝司、野名澄代、

◆議員の期末手当50%減額は
賛成8、反対11で否決
市長等の期末手当減額が可決された後、自民党市議団と上村秀行議員の協力を得て、私野名澄代が議員の期末手当50%の減額を提案しました。
減額理由は、「困窮されている、市民の一助に使いたい」。結果は、賛成8、反対11で否決でした。
「自分の身を削って、市民のために使いたい」と賛同した議員は、たったの8名しかいません。
反対した11名の中で、発言した議員の意見は裏面に掲載しましたが、無言議員の反対理由は分からず、「市民がコロナウイルスの影響で困窮していても、自分に入るお金が大事なのか」と、感じました。
皆さんは、どのように判断されますか。

▼反対した議員 11名(以下敬称略)
大口秀和、小河光昭、坂口洋、下村卓也、西﨑甚吾、山下弘、山本桂史、井上幹夫、前田俊基、谷口覚、
渡辺友里夏、

▼賛成した議員 8名
濱口卓、橋爪政吉、中村孝司、上村秀行、金子研世、
大西美幸、中村和晃、野名澄代、

▼市長の減額に賛成、議員の減額に反対議員 7名
山本桂史、井上幹夫、前田俊基、谷口覚、山下弘、
渡辺友里夏、西﨑甚吾、

◆議員報酬3か月間 30%減額
賛成15、反対4で可決
6月23日、6月1日に否決された議員の期末手当50%減額の代案として、中村和晃議員から「議員報酬30%を3か月間減額する発議」が出され、賛成15、反対4で可決しました。経緯は下記の通りです。

▼会派代表者会議で物別れ
「議会の手続きが適正ではない」という理由で反対した西﨑議員。今度は、同じ会派の谷口覚議員と山下弘議員らの会派と組んで、議員活動に支障がない金額として、議員報酬5%~上限10%までの減額を「会派代表者会議」で提案しました。
中村和晃議員は、私野名が提案した期末手当50%減額に賛成議員として名を連ねた関係で、この金額を基本とした報酬30%を3か月減額する案を譲らず、物別れに終わりました。

▼中村和晃議員に妥協か
水面下で、中村和晃議員を中心に、山下弘議員と谷口覚議員が調整した結果、中村和晃議員の提案した、報酬の30%を3か月減額することで決着。
その後、山下弘議員は自分たちが提案者になると主張したが、中村和晃議員が譲らなかったため、賛成議員として名を連ねた。

最初は議会ルールを“こじつけ”して反対し、世論の形勢が不利になると、あたかも報酬の減額に積極的であるとアピールするかのごとく、提案者を主張するとは。それこそルール違反になりませんか?

▼反対から賛成に変節した議員の本音とは
後日、改めて出された減額提案に、最初反対した議員7名が賛成に転じました。その中の6名は、5月19日の議員総会と、6月1日の議場で“だんまり”を決め込み、そろって反対し、後でそろって賛成しました。

下村卓也議員は変節した議員に、「(前回)反対討論したのに、今回、賛成するのは市民向けのパフォーマンスとしか考えられない(要約)」と批判。
穿った見方をすれば、最初は自分に入る金が減ることに反対した。しかし、世論の批判と来年の議員選挙への影響を恐れて変節した、と受け取れます。

反対から賛成に転じた議員7名(敬称略)
前田俊基、井上幹夫、谷口覚、山下弘
西崎甚吾、山本桂史、渡辺友里夏、

▼1回目、2回ともに反対した議員4名
減額に揺るぎない反対議員は4名。コロナであろうが何であろうが、自分たちの報酬は死守するという強い信念を持った議員といえます。前市長であった大口秀和議員も、市長と議員の報酬減額に反対とは。市民よりも「お金」が大事なのでしょうか?

反対議員 4名(敬称略)
大口秀和、小河光昭、坂口洋、下村卓也、

◆反対議員の意見は(要約)

▼下村卓也議員
1 議員の報酬カットは、性急に生活に困窮しない議員の考えだと思っている。報酬カットを提案するのであれば、議員全員が所得を公開し、課税所得を一覧表にまとめ、全議員が把握したうえで、議員総会で協議し、方向性を模索すべきである。

2 報酬の減額は、議会議員を専業とする若い方々の立候補が厳しい状況が今後も続くことを危惧する。

3 報酬カットではなく、期末手当の50%を議員個人が商工会の商品券を購入して、自分が応援したいところで使えば、市の効果的な経済支援となる。

4 報酬は生活給ではないというが、私は正直言って生活給である。カットされるということは、現実問題として生活設計全て、かなり狂ってしまう。

私は農業をやっている関係で、土地を荒らさないために100万円の赤字を出しながら、何とかやりくりしながら議員活動を一生懸命やっている。

そこで(減額により)生活がなお苦しめられるというのは、私が何か大きな過ちをやって懲罰を受けたのであれば甘んじて受けることはあると思うが、精いっぱいやっていて、なおかつ調査(1の全議員の所得公開等)もせずに思いつきというか、他市がやっているからということで、短絡的に数字を出して協議された…

▼小河光昭議員
私は若い時から、職人として仕事をしてきた。職人は年齢に関係なく一人前の仕事ができたら、一人前の日当・給料がもらえる。
私は30代、40代、50代の先輩職人と同じ日当で仕事をしてきた。20歳前には雇っていただいた親方に、「自分は若く未熟者だから、仕事が一人前と認められないようであれば、日当を下げてもよい」と言ったが、下げられたことは一度もなかった。

職人上がりの私にとって、自分で自分の給料を減額することは、仕事ができないと自分で認めるようで納得できない。ただし、志摩市が財政面で非常事態に陥ったときは例外だが、今、志摩市の財政は非常事態ではない。職員の給与をカットする事態には、私は自ら報酬を下げる。

▼西﨑甚吾議員
今回の提案は、議会での手続きが適正に行われていない。5月19日に議員総会で協議されたが、志摩市会議規則には協議または調整を行う場は全員協議会であると定めてある。その中で議案や協議事項は、議長または議員の発議により全員協議会または議員総会終了後に行うことができる。
なお、議長が必要と認めたときは随時議員総会を開催し、議員間討議を行うことができると定められているが、認識していながら無視して、この提案をした。期末手当の減額だけが、最善なコロナ感染症の対応策ではないと思っている。

◆反対意見に野名澄代の見解は

▼下村卓也議員に
1「減額を提案した議員は、性急に生活に困窮しない議員の考え…」については、「年間約570万円ももらいながら、6月の期末手当50%の減額で困窮するのであれば、議員を辞め、もっと給料の高い職業に就けばよい」と、私は反論しました。
報酬は労働や器物の使用などに対する謝礼としての金品。給料は勤労に対して支払われる報酬。この違いは、市職員は常勤だから給料、議員は非常勤だから報酬ということになります。
「議員の所得を公開し、全議員が把握して減額を協議する」より先に、期末手当を50%減額したことで、生活に困窮する議員名から公表すべきです。

2「若い専業議員の立候補が厳しい…」について、志摩市の年間平均所得は約230万円、議員報酬は約570万円。報酬を減額しない口実に、若い世代を盾にしたとの批判は免れないと思います。

▼小河光昭議員に
反対理由は「職人上がりの自分は、報酬の減額は仕事ができないと自分で認めるようで納得できない」、でした。
議員の仕事について、私見ですが議員歴、議長歴が同じ西﨑甚吾議員と小河光昭議員を、積極的な議員活動がよく見える一般質問の回数と、書面による議会報告書の有無で比較してみました。

合併してから今6月定例会まで、一般質問の回数は59回。その中で議長として一般質問をしなかった4回を差し引くと、55回がパーフェクト。西﨑議員55回、小河議員32回。議会報告書は、西﨑議員は新聞折り込みで発信、小河議員は目にしたことがありません。
この2例だけで議員の評価はできませんが、議員は公僕として、報酬の多寡で仕事をするものではなく、少ない報酬で活動してこそ、その存在価値が認められると、私は肝に命じています。

▼西﨑甚吾議員に
「議会の手続きが適正に行われていない」と指摘した一方で、「議長が必要と認めたときは、随時議員総会を開催し、議員間討議を行うことができると定めている」と、適正な手続きを認めています。

濵口三代和議長は5月19日、議員報酬の減額について、全議員の意見を聞くため、議員総会を開催しました。
その際、坂口洋議員が「この場の調整ではなく、本会議で議論すべき」と退席。それ以後、誰一人の議員から意見は出ず、閉会しました。
議長は適正な手続きを経て議員総会を開いたが、最初から減額の反対を決めていた15名の議員は、協議を拒否したのです。そのことを棚に上げて、反対の口実に、議長や提案者を貶めてはいけません。

市政野名だより第32号

投稿日: 2020年3月5日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第32号(PDFファイル)

発行者 野名すみよ 大王町波切108-1
令和元年8月発行 ℡72-1320

30年度決算

一般会計主な歳入

2582,907万円(主な内訳)

区分決算額
市税59億5,179万円
分担金及び負担金1億6,931万円
使用料・手数料2億9,920万円
寄附金1億2,512万円
繰入金・繰越金24億5,690万円
諸収入・他4億9,175万円
地方譲与税1億7,409万円
地方消費税交付金8億9,491万円
地方交付税95億3,984万円
国庫支出金21億 998万円
県支出金11億5,113万円
市債(借金)22億4,420万円
その他2億2,085万円
合 計2582,907万円

一般会計歳出

区分決算額
議会費2億1,240万円
総務費34億2,856万円
民生費76億8,065万円
衛生費28億4,669万円
農林水産費3億8,530万円
商工費4億5,641万円
土木費11億2,615万円
消防費13億2,464万円
教育費30億 532万円
災害復旧費355万円
公債費46億9,893万円
合 計2516,862万円

※合計額2万円の差異は千円単位の切り捨てによります。

財政調整基金残高は435,500万円

市政の財源不足を補うために自由に使える財政調整基金(預金)残高は43億5,512万円。特定目的基金を合わせると基金残高は95億5,547万円になりますが、特定目的基金は目的以外に自由に使うことはできません。市財政は平成30年度に予想された財政調整基金の枯渇という危機的な状況は脱したとはいえ、国から交付される地方交付税等により左右される不安定要素は変わっていません。

30年度滞納額43,262万円

繰越分を合わせて157,295万円

主な科目 (単位千円:四捨五入)

科目30年度滞納合計
市民税9,567万円5億4,864万円
固定資産税6,046万円4億2,894万円
軽自動車税645万円2,294万円
土地保有税 651万円
老人ホーム入所負担金36万円38万円
保育所保護者負担金158万円283万円
公営住宅等使用料296万円2,483万円
幼稚園保育料10万円15万円
土地建物貸付収入45万円45万円
福祉資金償還金0203万円
空き家等緊急安全措置実費弁償金274万円274万円
給食費徴収金30万円185万円
児童館等使用負担金13万円20万円
生活保護返還金等322万円3,361万円
国民健康保険税8,496万円3億5,885万円
後期高齢者医療保険料399万円728万円
介護保険料1,135万円2,423万円
下水道使用料30万円237万円
住宅新築資金等貸付31万円2億 191万円
水道事業9,553万円2億1,445万円

30年度の起債残高(借金)は

3611,567千万円

会計別起債残高

一般会計、住宅新築資金等貸付事業288億4,740万円
介護サービス事業、下水道事業35億8,746万円
水道事業、病院事業29億5,393万円
広域消防組合2億 708万円
鳥羽志勢広域連合ごみ、し尿、介護4億5,927万円
三重県市町総合事務組合6,052万円
合計361億1,566万円

30年度市債借入状況

合併特例債(現年分)10億6,430万円
合併特例債(繰越分)2,350万円
一般廃棄物処理事業1億5,460万円
学校教育施設等整備事業(現年分)5,430万円
学校教育施設等整備事業(繰越分)1億5,430万円
臨時財政対策債7億9,320万円
合 計22億4,420万円

住民一人当たり起債残高724千円

※平成31年3月31日住基人口49,897人で算出

30年度一般会計地方債償還(返済)額445,648万円

議会経費は21,240万円

一般職給与5,113万1,188円
議員活動費(報酬等)1億1,725万7,214円
議員共済会負担金3,418万1,600円
議会運営、議員研修費983万4,242円
合 計21,2404,244

議員の年間報酬額は11,700万円

議員一人当たりの報酬と期末手当の合算額

 報酬期末手当合計
議長5,640,0001,663,8007,303,800
副議長4,788,0001,412,4606,200,460
議員4,440,0001,309,8005,749,800

政務活動費の利用状況(議員1人に月額1万円)

会派名所属議員(敬称略)交付額
新風小河光昭、下村卓也231,388
大秀会大口秀和67,919
日本共産党坂口洋68,294
フォーラム未来谷口覚、西﨑甚吾、濱口三代和、井上幹夫357,574
 政務活動費を使わなかった議員12(敬称略)
 上村秀行、橋爪政吉、中村和晃、渡辺友里夏、金子研世、中村孝司、大西みゆき、前田俊基、山本桂史、濱口卓、山下弘、野名澄代、 

議員定数2名削減を可決

議員報酬減額は否決

令和1年12月定例会で、小河光昭議員が議員定数削減、野名澄代は議員報酬減額を提案しました。

議員定数は現行20名を2名削減で可決。議員報酬の減額は否決されました。議員報酬の減額が可決されれば年額707万円が削減できましたが…

詳しくは次の機会に報告させていただきます。

議員定数2名削減(敬称略)

 反対議員 坂口洋 
 賛成議員18名  坂口洋議員と濱口三代和議長を除いた18名の議員。 

議員報酬減額 削減額は年額707万円(敬称略)

 反対議員10名  下村卓也、井上幹夫、前田俊基、谷口覚、大口秀和、渡辺友里夏、山下弘、坂口洋、小河光昭、西﨑甚吾、 
 賛成議員9名 橋爪政吉、金子研世、中村孝司、濱口卓、大西みゆき、山本桂史、中村和晃、上村秀行、野名澄代、

「阿児の松原スポーツセンター」

テニスコートの年間利用者は47

阿児の松原スポーツセンターは、年間の管理運営費375万円に対し、収入は198万8,200円しかありません。

私はこの施設の必要性を含めた運営のあり方を指摘し、市は令和1年から閑散期の平日及び期間を限定した休館を決めました。テニスコートと駐車場以外の利用状況は、シャワー1,277人に収入は383,100円、ロッカー146人に収入は14,600円だけです。テニスコートの市外利用者はたった4人。

月別利用状況 (単位:円)

テニス金額駐車台数金額
4005959,000
5224,500134134,000
63500114114,000
73500334334,000
8102,500542542,000
900150150,000
1000135135,000
1145005959,000
12001515,000
10055,000
20077,000
351,0002424,000
4712,5001,5781,578,000

平成30年度分の救急医療情報キット

波切自治会だけが配布されず

平成30年度に配布されるはずの救急医療情報キットが令和1年12月現在、市内で波切地区だけが配布されていませんでした。対象世帯は641世帯。対象者929人の中で自治会に加入していない310人には民生委員が配布されましたが、自治会に加入している619人には配布されていません。

配布の対応は

配布の対応として、市は「平成30年3月、自治会連合会の理事会で、各自治会に事業の協力をお願いした。また、社会福祉協議会と委託契約を締結後、社会福祉協議会が自治会に配布の協力を依頼し、自治会未加入者には民生委員に依頼した」。

波切自治会長が配布を断った

市は「平成30年に4回、波切自治会長に配布の協力をお願いしたが、理解を得ることができなかった」とした上で、自治会の見解は「配布するだけではなく、連絡先、かかりつけ医、薬情報等の書き方の説明が負担になると危惧した…」と説明。

令和2年1月、自治会により平成30年度分の配布が完了したようですが、地域福祉は自治会と社会福祉協議会の協力がなければ成り立たないことを知らしめた事例であったと思います。

市政野名だより第31号

投稿日: 2020年3月5日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第31号(PDFファイル)

発行者 野名すみよ 大王町波切108-1
令和元年8月発行 ℡72-1320

志摩市議会の良識を問う

侮辱発言の懲罰動議を可決

令和元年6月27日、西﨑甚吾議員、前田俊基議員、井上幹夫議員から出された上村秀行議員に対する懲罰動議が可決されました。志摩市議会の良識が問われる懲罰動議の是非。お考えいただけませんか。

懲罰動議内容(要約)

理由1 西﨑甚吾議員を侮辱している

6月13日の一般質問で、上村秀行議員は「①現教育長が5月7日の全員協議会で所信表明した際、質問しようとしたら、心ないヤジが私の後ろ右斜め奥の20番議席の方より『一般質問でやれ』と発しられ、やむなく私は今回の質問をすることにしました」という発言を行っています。

しかし、議長は発言を制限していませんし、上村議員は発言を続けています。このように本会議での上村議員の発言は明らかに事実と異なっています。

そして本会議の場で西﨑議員を特定し、西﨑議員が正常な議事の進行を歪めた印象を多くの人に与えようとする悪意に満ち、明らかに西﨑議員を侮辱しております。

理由2 舟戸宏一教育長を侮辱している

同日の一般質問において上村秀行議員は、「②例えば教育長の身内が市内の学校の管理職(校長)であった場合、公正公平な判断ができるのか否か。私にとってあり得ないことですが、教育長はどう思われますか」と発言しています。

この発言は教育長が教育行政上、身内に対して公正公平な判断ができないような印象を与えるものです。聴いた市民に誤解を与える発言であり、志摩市の教育行政の責任者である舟戸教育長を侮辱しております。

西﨑議員は「一般質問でやれ」と

令和元年5月7日、全員協議会で上村議員が教育長候補者である舟戸宏一氏に質問中、西﨑議員から「一般質問でやれ」とヤジを飛ばされました。

上村議員の質問は、微細な実務的な内容に終始し、議長から注意を受けていたことを踏まえれば、この時点でのヤジは当然との感は否めません。

しかし、上村議員が市民に放映される一般質問の

場で西﨑議員の議席を特定し、このヤジを暴露したことを「侮辱している」として、懲罰動議を出した西﨑議員の見識に、私は同調できません。

侮辱の根拠は正当か?

私は上村議員のこの程度の発言が、懲罰を科されるほどの侮辱発言になるとは思ってもみませんでした。侮辱の根拠は、正当といえるのでしょうか。

理由1の根拠、心ないヤジ…が侮辱となるのか

侮辱の根拠として、地方自治法第133条「議会の会議又は委員会において侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる」を挙げています。懲罰動議内容①の発言の、どこが、何が、侮辱発言になるのか、私には理解できません。

理由2の根拠、教育長は侮辱と思っていません

侮辱の根拠に、「地方自治法第132条「議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼な言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない」を挙げています。

しかし、公人である教育長に、公正公平な職務の遂行を確認した質問(懲罰動議内容➁)は、議員として当然で「無礼な言葉、他人の私生活にわたる言論」に当てはまるはずがありません。

教育長の「侮辱と思っていません」の答弁からも、懲罰理由2の根拠は無効となりました。

それでも懲罰動議は、可決されたのです。

懲罰動議107で可決(敬称略)

賛成議員 下村卓也、井上幹夫、大口秀和、山下弘、西﨑甚吾、渡辺友里夏、濱口三代和、

小河光昭、坂口洋、谷口覚、

反対議員 橋爪政吉、金子研世,山本桂史、濱口卓、野名澄代、中村孝司、大西美幸、

欠席議員 前田俊基、

除斥議員 上村秀行

上村議員が取り消しと陳謝

上村議員は、6月13日に「心ないヤジが…」の発言を取り消しました。それでも許さず、西﨑議員は6月27日に懲罰動議を出し、陳謝させました。

暴露されて怒るヤジなら、言わなければよいと思います。また、発言の取り消しや陳謝するなら、最初から感情的な発言は慎むべきです。二人の議員の感情的な対立に振り回され、無駄な時間を費やした茶番劇議会。市民の批判は免れないと思っています。

議員の感情か? しがらみか?

ヤジを飛ばした西﨑議員が侮辱されたと懲罰動議を出し、そのヤジを暴露した上村議員が懲罰を科された理不尽な志摩市議会。

この一件は、志摩市議会は是々非々ではなく、議員の感情で物事を決める危うさがあることを露呈した一幕でもあったと思います。

経験を積んだ古参議員がこぞって賛成した中で、若手の金子研世議員、橋爪政吉議員が感情やしがらみに左右されずに判断されたことが救いでした。

議会改革で決まったこと

慶弔規程を廃止

何度か、市の慶弔規程の見直しを提案してきましたが、今回やっと、中村孝司議員の協力を得て廃止することができました。「議員、議員の配偶者及び血族一親等及び同居の義父母、常勤の特別職、元常勤の特別職、旧町の特別職」に、税から支出していた香典や生花は、全て廃止されました。

長期欠席議員の報酬を減額

「野名だより第29号」で報告しましたが、議員の長期欠席期間の報酬減額が決まりました。常勤職員よりも優遇された制度のため、今後、職員を超えない改正に向けて、努力したいと思っています。

改正された議員の欠席期間と減額率

欠席期間減額率
90日以上180日未満20%
180日以上1年未満30%
1年以上50%

政務活動費は現状維持

政務活動費は、現状維持と決まりました。平成30

年度に政務活動費を使った議員は20人中8人です。

主な使途は先進地視察でした。

平成30年度政務活動費の使用状況(単位円)

会派名・目的所属議員(敬称略)交付額
新風※目的小河光昭、下村卓也※先進地視察231,388
大秀会※目的大口秀和※新風の先進地視察同行67,919
日本共産党※目的坂口洋※新風の先進地視察同行68,294
フォーラム未来※目的西﨑甚吾、井上幹夫濵口三代和、谷口覚※先進地視察、研修357,574

政務活動費を使わない議員は「仕事をしていない?」と小河議員

小河光昭議員は「政務活動費を使って視察研修に

行くのが議員の仕事。議員として活動を進めていくために政務活動費がある。使わない議員は自費で視察研修に行き、どういう活動をしたか報告すべき(要約)」と議会改革特別委員会で強調しました。

政務活動費での視察研修に、一部市民から「視察研修を兼ねた議員の親睦旅行」との批判もあります。また、小河議員の主な仕事は視察研修かもしれませんが、議員の仕事は市財政や事業の検証、市政全般のチェック、市活性化に関する情報収集等、多岐にわたります。30年度に政務活動費を使わなかった議員は20人中12人。この12人は「自費で視察研修に行きました」と誇示することはないと思います。

先送りされこと

「市民の声を聴いてから判断したい」と

議員の身分については、「いろいろな方の意見を聴いてから判断したい」と先送りされました。皆さんの意見は、議員に届いていますか。

議員定数2人減が半数以上

現行の議員定数20人の削減について、半数以上の議員が2名減、野名澄代と上村秀行議員は4名減、坂口洋議員と大口秀和議員は20人で削減しない。

期末手当の減額は?

議会改革特別委員会では、議員の期末手当に加算

されていた20%を廃止し、さらに職員よりも多い

加算割合を職員並みに下げることを、議員総会に諮

りました。削減額は約707万円です。

反対議員は、大口秀和、渡辺友里夏、下村卓也、

小河光昭、谷口覚、坂口洋(敬称略)の6人でした。

下村議員は期末手当の減額に「削減はナンセンス、加算すべき」

下村卓也議員「全く反対。削減はナンセンスで加算すべきと思っています。自主財源の確保を努力しないのは執行部で、議会が質疑・質問で提案しているとおりにすれば、財源確保は少なくとも10億円はできていると思います。

議会が身を削る改革ではなく、行政が議会の意見を聞いて応える努力をする方が大事。議会はそれに対する知恵を与えているわけだから、むしろ、もっといただいてもいいのではないですか(要約)」

野名澄代「私の周辺に、報酬を上げよと言う人はいません。『行政が議会のいうことを聞かない』と言われましたが、その議決をしているのが議会で半分の責任があります。言うべきことは言う、時には身を切ることも必要です。率先して賛成です」

中村孝司議員「議員報酬は生活給ではなく、常勤ではないことを理解していただきたい(減額すべき)」

市長、議員の同時選挙は?

市長と市議会議員の選挙を統一することを、小河光昭議員が提案しました。理由は「4年間で約2000万円の選挙費用が削減できる、市長選挙に落選しても議員選挙で当選し、議会でやり合うのを見ていると良い印象は持っていない」。

西﨑甚吾議員「合併の在任特例で生じたズレを、解消した方が良いとの意見が私の周りに多い」。

私も市長と議員の選挙は統一すべきと考えていますが、議員総会での協議は進まずでした。同時選挙は議会の解散か議員の総辞職を経なければできませんが、可決した時点で議会は解散となります。以上の理由から提案時期は来年の9月議会か?

市政野名だより第30号

投稿日: 2019年1月18日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第30号(PDFファイル)

発行者 野名すみよ 大王町波切108-1
平成30年11月発行 ℡72-1320

◆29年度決算
29年度の財政状況について、監査委員は「良好とはいえないが、それほど悪い状態ではない。財政を好転させる方法は、自主財源の獲得か歳出の削減以外にない。必要な歳出を削減することなく、適正に運用されるよう努められたい」と指摘。
一般会計の歳入285億円の中で、市税等自主財源は101億円(35.5%)、国・県から交付される地方交付税や補助金等の依存財源は184億円(64.5%)。 
志摩市は、自力で立てない財政力しかありません。

▼歳入内訳        

   区分   決算額
市税59億3,492万円
分担金及び負担金1億7,683万円
使用料・手数料3億 418万円
寄附金3億6,439万円
繰入金・繰越金27億6,118万円
諸収入・他5億9,488万円
①自主財源合計1013,638万円
  
地方譲与税1億7,169万円
地方消費税交付金8億3,745万円
地方交付税96億9,930万円
国庫支出金25億 924万円
県支出金11億7,622万円
市債(借金)37億7,240万円
その他2億1,073万円
②依存財源合計1837,703万円
  
歳入合計 ①+②285億1,343万円

▼歳出内訳        

   区分         決算額
議会費2億 796万円
総務費38億1,234万円
民生費79億2,349万円
衛生費28億9,776万円
農林水産費4億 252万円
商工費4億2,042万円
土木費11億6,116万円
消防費12億8,893万円
教育費51億9,546万円
災害復旧費462万円
公債費(借金)45億8,822万円
歳出合計279億 288万円

▼29年度滞納額は4億1,772万円
繰越分を合わせると17億2,472万円
滞納額集計表   

科目29年度分滞納合計
市民税3,143万円1億 192万円
固定資産税6,352万円4億7,419万円
公営等住宅使用料284万円  2,549万円
生活保護返還金等324万円3,276万円
その他858万円3,823万円
国民健康保険税9,293万円3億9,379万円
後期高齢者医療保険346万円573万円
介護保険料1,246万円2,613万円
下水道使用料30万円283万円
住宅新築資金等貸付31万円2億 715万円
水道事業8,910万円2億9,019万円
病院事業1億 955万円1億2,631万円
  合 計4億1,772万円17億2,472万円

▼31年度予想の財政破綻は回避
 平成21年11月に大口前市長が策定された「志摩市財政計画」では、平成31年度末に財政調整基金(預金)がゼロとなり、志摩市は夕張市のように財政破綻するという内容でした。
この財政危機の原因は、合併後の予算編成時に収入を超える予算を組み、不足する財源は財政調整基金等を取り崩して補っていたことにあります。
財政計画の最終年度平成31年度前に、国の政策が大きく転換したおかげで、市は財政破綻を回避できました。財政が好転した要因は下記のとおりです。

▼財政が好転した主な要因
①財政計画時に想定していなかった、景気対策等の交付税措置があった。
②平成26年度から段階的に減額されるはずであった地方交付税の縮減額が緩和された。
➂普通交付税が減少する予想であったが、平成20年度から平成29年度までの10年間で、約77億円の交付税が追加された。
④市税の徴収率が77%から89.5%まで上昇し、計画より28億4,000万円多く徴収できた。
⑤人件費が削減できた。
⑥ふるさと応援寄付金が納付された。

▼市長も議員も嫌われる覚悟も必要
これまで私は、何度か市の財政危機を取り上げてきましたが、議会にも大口秀和前市長にもその危機感は伝わりませんでした。
今回、国の政策により志摩市の財政破綻は免れました。しかし、市の税収入等自主財源が35.5%しかない市財政では、国の方針が変われば“たちまち財政危機に陥る”ことは目に見えています。
同じ失敗を繰り返さないためには、市長も議員もときには市民に嫌われる覚悟をもって、健全な市政に徹しなければ、その職責が問われます。
▼財政調整基金(預金)は44億円
 財政調整基金とは、市政の財源不足を補うために自由に使える預金のことです。平成29年度の残高は44億円になりました。他に特定目的基金等が68億円ありますが、一般財源に使うことはできません。

▼市民一人当たりの借金額は77万円
 平成29年度の市会計別借金は下記のとおりです。

会計区分  起債残高 
一般会計310億 519万円
介護サービス事業会計12億2,470万円
下水道事業25億9,673万円
水道事業23億2,922万円
病院事業10億2,139万円
志摩広域行政組合74万円
志摩広域消防組合2億4,864万円
鳥羽志勢広域連合6億4,770万円
三重県市町総合事務組合7,147万円
  合 計391億4,578万円

▼改善の兆しか「海ほおずき」
 磯体験施設「海ほおずき」の赤字額は,29年度2,916万円、28年度2,526万円でした。
 大口秀和前市長は、赤字を認めず改善策を講じなかったため、赤字額は3,821万円,3,562万円、3,488万円と、多額の公金を垂れ流し続けていました。
今回、赤字の要因について、担当部局は「人件費を含む経常経費」と認めました。施設の規模として黒字化は難しいとしても、先ずは赤字の要因を把握し、そのうえで改善策を講じていくという基本的な経営改善への取り組みが、やっと動き出しました。

▼「阿児の松原スポーツセンター」
テニスコートの年間利用者は59人
年間の管理運営費419万円に対し、年間テニス利用者は市内26人、市外は33人しかいません。駐車場の利用は2,162台で収入は216万円でした。
公費を投じて、周辺の民間駐車場と競争する必要性があるのか、検証しなければなりません。

月別利用状況 

テニス人数金額駐車台数金額
435008484,000
5156,000219219,000
600134134,000
7186,000549549,000
8124,500713713,000
92500190190,000
103500121121,000
11006969,000
1245002020,000
1250044,000
20099,000
3005050,000
5919,0002,1622,162,000

◆旧自治会役員が警察に告発
小河光昭議員が業務上横領か
平成24年の波切わらじ祭で、「漁船協力者に謝礼として支払うべき金が、一部支払われていない。」として、旧自治会役員が警察に告発していたことが分かりました。
平成30年9月定例会の一般質問で、私は真相を知るため市に事実関係を調査してほしいと提起。市長は「把握していないため、現時点での答弁は差し控えたい」ということでした。
その後、多く関係者から次のような情報を得ることができました。

謝礼金を渡さず飲食代に使用 
 平成24年9月8日、波切自治会が運営する「わらじ祭」において、自治会が漁船協力者6名にイベントの謝礼金(船代、油代)として、同年9月10日に三重外湾漁業協同組合波切地区漁業権管理委員長である小河光昭氏に現金6万円を渡した。
その金を、小河光昭氏は一人の漁船協力者に渡さず、自己を含めた仲間内での飲食代として使用した、ということでした。

▼経緯
・平成26年9月 告発事案が発覚
・平成28年8月 旧自治会役員が警察に告発事案を相談
・平成29年12月1日 検察に書類送検
・平成30年9月26日 検察で不起訴処分と決定

▼旧自治会関係者は「看過できない」
 旧自治会関係者のコメントは、次のとおりです。
「わらじ祭は、地域住民・地域企業の寄付金と市の補助金で運営されていることを踏まえて。
小河光昭氏は、長期にわたり三重外湾漁業協同組合波切地区漁業権管理委員長及び自治会理事という立場にありながら、自治会から預かった漁船協力者に渡すべき謝礼金を、自己を含めた仲間内での飲食代に使ったことは、公職にある市議会議員という立場からしても、刑事上のみならず道義上からも看過できない」と話されていました。
なお、「現在、不起訴処分になっているが、告発者は裁判所に処分『審査申し立て』を考慮している」ことも分かりました。

▼未だ、関係者に説明はなし
 この事件が発覚後も、小河光昭氏は旧自治会関係者と謝礼金を渡していない漁船協力者に対して、未だ、一言の説明もしていないということでした。
 年金や生活費の中から寄付された方々を含めた寄付者と関係者に対し、説明は必要です。

市政野名だより第29号

投稿日: 2018年2月17日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第29号(PDFファイル)

市政野名だより 第29号
発行者 野名すみよ 大王町波切108-1
平成30年2月発行 ℡72-1320

◆議会改革に取り組みます
このたび、皆様よりいただいた温かいご支援を心にきざみ、議員活動に邁進いたします。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
今回、議会改革特別委員会の委員となり、議員の定数、報酬、政務活動費、慶弔費、長期欠席議員の報酬を見直すことを提案しました。
議会に関連した条令や申し合わせ事項については、議員の処遇が決まってから提案する予定です。
結果はその都度、ご報告させていただきます。

▼議員定数と人口
議員定数と人口(平成29年10月1日現在)

県・市定数人口県・市定数人口
三重県大阪府
志摩市2051,684泉大津市1775,327
亀山市1849,605貝塚市1888,236
いなべ市1845,786富田林市19113,537
愛知県河内長野18107,750
常滑市1858,800松原市18121,101
新城市1847,658大東市17122,102
大府市1991,543柏原市1770,441
高浜市1647,791羽曳野市18112,973
岩倉市1548,047高石市1658,016
田原市1863,219藤井寺市1465,570
愛西市1863,947泉南市1662,987
弥富市1644,420四条畷市1256,152
長久手市1856,967交野市1577,471
静岡県大阪狭山1557,650
湖西市1860,276阪南市1655,516
菊川市1747,925滋賀県
伊豆の国1749,345栗東市1868,480
牧野原市1646,396湖南市1854,943
岐阜県高島市1849,920
羽島市1868,357奈良県
美濃加茂市1656,466大和高田1866,316
恵那市1851,237天理市1866,463
土岐市1859,184桜井市1658,257
瑞穂市1854,099香芝市1679,048
兵庫県和歌山県
三木市1678,565岩出市1653,883
小野市1649,022
河西市1544,753

▼志摩市に「議員は何人必要か」
次回市議選挙の人口予想は約46,000人
 市の議員定数は、合併した平成16年は特例により旧町議員76人でスタートし、翌17年に合併協議会で決められた26人、21年に4人削減して22人、25年に2人削減して20人、29年は2人削減提案が否決されたため、現在20人となっています。
一方、市の人口は、平成16年に61,796人でしたが、29年4月30日現在で51,758人と、13年間で約1万人も減少しています。
上記の表をご参照ください。三木市は人口78,565人に議員16人。美濃加茂市は人口56,466人に議員16人。高石市は人口58,016人に議員16人、泉南市は人口62,987人に議員は16人です。4年後の志摩市の人口予測を約46,000人とすれば、議員は多くても「16人」が適正と思いますが、委員会の結論は「18人」でした。
志摩市に議員は、何人必要なのでしょうか。

▼議員の本音は「報酬は高く定数は多いほどよい」?
 これまで、議員の定数や報酬を減らすことに反対する議員の本音は、「報酬は高く、定数は多いほどよい?」と、感じることが多々ありました。
その本音と裏腹に、「議員を減らすことに賛成だが、会派が反対だから反対」「一度に多くの議員を減らして議会運営ができるのか」「報酬を減らせば、若い議員が生活できない」等、自分の意見を他者に転嫁して、反対された感が否めませんでした。
今回、議会改革特別委員会での議員定数の賛否は、委員長を除いた委員6人中、18人が3人、16人が2人、提示なしが1人でした。
4年後の議員定数を、25年から33年までの8年間で2人削減して公約の体裁を取り繕うか、8年間に減少した人口に合わせて4人削減するか、議員の動向は、次の機会にご報告させていただきます。

▼議員4人の削減額約2,400万円を市民サービスに充てたい
市議会議員一人当たりの経費は、報酬と研修等を合わせて約600万円。4人削減すれば年間2,400万円が浮きます。
この財源を防犯灯やカーブミラーの設置、生活道路や側溝の改修等、市民の住環境の整備に充てたいと考え、議員4人の定数減を提案しました。
「議員が少ないと、市民の声が市政に届かない。市政のチェック機能が弱くなる」といった意見があることは承知しています。
しかし、少数でも責任感と熱意を併せ持った議員が多数いれば、市民の声を汲みとり、市政の無駄をチェックできると、志摩市より人口が多く議員が少ない他市が証明しています。

▼議員の期末手当加算率等廃止で年間707万円を削減したい
平成28年12月定例会で、私が提案した議員の期末手当加算率20%の廃止が否決されましたが、この20%に加え、期末手当支給時に加算されていた0.35%も廃止することが、議会改革特別委員会で決まりました。
現行の期末手当加算率は、市長・副市長・教育長・議員は20%、部長・課長15%、一般職4級5級10%、一般職3級5%。この他に議員には、期末手当支給時に0.35%も加算されていました。
廃止すれば、20%で約444万円、0.35%で約263万円。合わせて約707万円が削減できます。
議員の加算率廃止理由は、議員は非常勤であることと、市長や常勤の市職員と比較して職務専念する時間・仕事量・責任は極端に少ないのに、職員を上回る手当は多すぎる、ことだと私は思っています。
今後、議員全員の意見を聴き、結論を出す予定です。結果は逐次ご報告させていただきます

▼慶弔規程を現職本人と改正が必要
 以前、私は公金で支出する市慶弔規程の見直しを提案しましたが、議員間に問題意識がなかったためか、取り上げてもらえませんでした。
その反省を踏まえて、今回は公金で支出されている市慶弔規程の問題点を具体的に示し、議員の理解を得る努力もしたいと思っています。

公金で支出されている市慶弔規程の改善点として 
・議員の香典2万円を1万円に減額する。
・議員の配偶者及び血族一親等及び同居の義父母への香典1万円と生花1基を廃止し議員本人とする。
※公金で配偶者等に贈る規程は議員だけで、市長、副市長、教育長へはなし。議員互助会からの香典は、議員本人5万円、配偶者等は2万円。
・元市長、元議員、旧町の町長への香典1万円と生花1基を廃止する。
・元常勤の副市長、助役、収入役、教育長への香典1万円を廃止する。

 職等の区分支給区分
香典生花
議員2万円1基
議員の配偶者及び血族一親等
及び同居の義父母
1万円1基
元議員1万円1基
常勤の特別職市長2万円1基
副市長、教育長1万円1基
市長1万円1基
元常勤の特別職副市長、助役、1万円
収入役、教育長
旧町の特別職町長1万円1基

▼政務活動費は必要か
 市の政務活動費は、会派に所属する議員一人当たり月額1万円で、主な使途は視察研修でした。使途については、「会派の親睦旅行に使われている」といった市民の厳しい声もありました。
私は、政務活動費は必要ないとする立場に変わりはありませんが、委員会では「29年度後半と30年度1年間に、議員の半数以上が利用しなかった場合は廃止すべき」と答えました。
議会の半数に満たない議員しか利用しない政務活動費は、必要か否かの問題ではなく、すでに必要でないことが証明されたと見なされます。
委員会では委員長を除いた6人中4人が存続、1人が廃止でした。皆さんのお考えは?

▼長期欠席議員の報酬等見直しを
平成29年4月1日より、長期欠席した議員の報酬及び期末手当が減額されます。ただ、市職員と比較すると議員はかなり優遇されているため、市職員を超えない改正が必要です。
私は以前、長期欠席議員は無給にすべきと提案しました。しかし、これも議員の理解が得られず、取り上げてもらえなかったため、条例案は不十分としながらも改革の第一歩として、賛成しました。
市職員の減額割合は、休職が90日を超えると給料・手当が20%減額され、1年を超えると無給となります。議員は、90日以上180日未満の欠席は20%減額、180日以上1年未満は30%減額、1年以上は50%減額です。
長期欠席している議員が50%の報酬をもらうとなると、市民から「報酬泥棒」といった謗りは免れないばかりか、議員本人もゆっくり療養できません。  
長期欠席期間は無給に改正すべきです。

▼議会の在り方とは
志摩市議会の常任委員会では、予算決算常任委員会を除いて、20人いる議員を6人か7人に分け、その中で議事進行する委員長を除く実質5人か6人の委員で、重要な議案を審議しています。
法的には、1人の議員が複数の委員会を兼務することはできます。しかし、問題の本質は20人の議員がいながら、なぜ少数で審議しなければいけないのか、議論を尽くべき議会の役割を自ら阻害していないか、考えなければなりません。
昨今、地方議会の独自性が喧伝されていますが、志摩市議会は良きに悪しきに大所帯の議会と同じ組織となっています。
議員がたった20人しかいない議会が、大所帯の議会と同じ委員会制で審議することで、議論を尽くすべき議会の役割を果たしているのか。議員全員が考え、議会の在り方を志摩市独自に変えていくことこそ真の議会改革であると、今後も議会改革特別委員会で問題提起していきたいと思っています。

市政野名だより第28号

投稿日: 2017年10月3日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第28号(PDFファイル)

市政野名だより 第28号
発行者 野名すみよ 大王町波切108-1
平成29年10月発行 ℡72-1320

◆議員4年間の活動状況
①一般質問(定例会のみ年4回)
・議長歴がない議員…4年間で16回
・議長歴1年(敬称略)…4年間で12回
 井上裕充、山下弘、谷口覚、西﨑甚吾、
・任期1年(敬称略)…4回
橋爪政吉、中村孝司
②政務活動費の使用状況(決算額、申請額を合計)
・25年度11月1日~28年度3月末…決算額
・29年度4月1日 ~29年度10月末…申請額
③議員の定数削減と報酬減額の賛否
・賛成…〇 反対…×
   
(敬称略、議長◎、金額は四捨五入)

議員名一般質問回数定数削減報酬減額政務活動費
橋爪政吉40
中村孝司30
渡辺友里夏12××472,000
上村秀行9249,000
金子研世90
大西美幸14×341,000
中村和晃11××319,000
福田和義8××466,000
井上裕充1××466,000
野名澄代160
谷口 覚4××472,000
山下 弘1××472,000
濵口三代和4×368,000
山際 優14××472,000
小河光昭9×368,000
坂口 洋16××293,000
上村繁子7××472,000
森 昶9472,000
畑美津子6××450,000
西﨑甚吾12××472,000

◆議長の任期を2年に改正
 本年11月から議会の役職の任期が改正されます。議長と各委員会委員は1年から2年に、副議長、監査委員、議会運営委員会はそのまま1年です。
 役職の任期は「再任を妨げず」。議員の承認を得られれば4年間の続投は可能なはずで、任期を変える必要があるのか疑問なところです。改正以前の問題として、その役職にふさわしい人材を選べる体制づくりを検討すべきと、私は思っています。

▼主な使途は会派議員の視察研修
市の政務活動費の主な使途は、会派の視察研修でした。
政務活動費について、「議員は活動に必要」とする一方で、市民からは「議員の第2の報酬」といった批判もあります。また、全国的に悪質な不正使用も多発しており、その必要性が問われてもいます。

▼4人の議員は政務活動費を使わない
議員活動に政務活動費が必要か否かは、個々の議員の考え方によります。私は「市政野名だより」や情報収集に必要な経費等の議員活動費は、議員報酬で十分賄えると考え、政務活動費は使っていません。
政務活動費を使用しなかった議員(敬称略)は、橋爪政吉、中村孝司、金子研世、野名澄代の4人だけでした。

▼会派「フォーラム未来」
長期欠席議員の政務活動費まで使用
「会派フォーラム未来」の所属議員は7人。その中の森昶議員は、28年6月末から現在まで議会を長期欠席していますが、この議員の政務活動費を会派仲間の6人が使っていました。
 政務活動費は、議員活動の経費の一部として会派に所属する議員一人当たり、申請により月額1万円が交付されていますが、長期欠席議員の分を会派の議員が使ってはならないと規定されていません。
 しかし、病欠により議員活動ができない状態にある議員の政務活動費を、行政の無駄遣いをチェックする立場にある議員が使うとすれば、公金に対する良識が問われる問題だと思います。
条例に「長期欠席議員の政務活動費を、所属する会派の議員は使ってはならない」と、規定しなければ分からないのでしょうか。
「フォーラム未来」所属議員(敬称略)
谷口覚、山下弘、山際優、上村繁子、西﨑甚吾
森 昶、渡辺友里夏(29年2月離脱)

▼長期欠席議員の報酬等を減額
議員特権か? 市職員よりも厚遇
議員が定例会又は臨時会若しくは委員会の会議等を長期間欠席した場合、議員報酬と期末手当が減額されます。施行は平成29年4月1日。
私は以前、長期欠席議員の報酬を無給にすべきと提案しました。しかし、議員間の理解が得られず断念した経緯がありますので、今回、減額内容は不十分ですが、改革の第一歩として賛成しました。
市職員は、休職が90日を超えると給料・手当が20%減額され、一年を超えると無給となります。
議員の長期欠席による報酬と期末手当の減額割合は、90日以上180日未満20%、180日以上1年未満30%、一年以上50%で、市職員より厚遇されています。今後、議員が一年以上の欠席をした場合、報酬は無給にすべき改正が必要です。

◆公用車私的利用の経緯
 昨年8月17日、「熊野大花火大会」に招待された谷口覚議長(当時)が、渡辺友里夏議員を公用車に同乗させ、来賓席で花火を観覧していたことが本年7月19日の中日新聞に掲載されました。
この件について、多数の問い合わせをいただきましたので、紙面で報告させていただきます。

▼概要
〇28年7月、熊野市から議長あてに「熊野市大花火大会」に議長と同伴者1名のみの招待状が届き、出席することを7月15日に返送した。

〇花火大会直前に、谷口覚前議長から「渡辺友里夏議員を乗せて行ってよいか」と相談され、市職員が熊野市に参加者1名の追加を連絡した。

〇28年8月17日、谷口前議長が渡辺議員を同乗させ、市職員が運転する公用車で熊野市大花火大会に向かった。歴代議長は宿泊しなかったが、谷口前議長は1泊した。宿泊先は渡辺議員と別々であったと中日新聞に記載。

〇公用車運行簿に、渡辺議員の記載はなし。

〇29年7月24日、議会議員政治倫理審査会を設置。

▼政治倫理審査会設置を請求
 上村秀行議員と私野名澄代は、公用車を私的に使
用した経緯を調査すべき、「志摩市議会議員政治倫
理審査会」の設置を求め、受理されました。

 
▼「選挙妨害である」と谷口覚議員
「公用車使用時の(私的)同乗について、これまで議会内においてルールはなく、慣例的に使用されていることから、その時点で不適切だと考えていなかった。今回、政治倫理に反するとの疑惑をもたれたことは、反省しなければならないと考えています。 
議会内で議論すればよいことを、昨年夏の一つの事案のみ取り上げ、今の時期に新聞社にリークし、騒ぎ立てる。明らかに選挙妨害である。
 私も長年議員をやっておりますが、請求者のおかげで初めてこの問題を認識し、議会で使用基準を作成しなければならないと考えています。
 政治倫理に反するとの指摘は、今回の事象をもって、全く当てはまらないと考えています。(要約)

▼「市外の祭りを観て、勉強するのも議員の仕事」と渡辺友里夏議員
 「今回のことは、私の認識が甘かったと反省しています。行き先が祭りや花火大会ですと、レジャー性が高いので遊びに行ったと思われても仕方がないのですが、私としては志摩市以外の祭りをたくさん観て、勉強するのも議員の仕事であるかなというのはちょっとありまして、熊野市の知り合いの議員から『一度観た方がよい』と言われたので、私のルートで行く約束をしました…(要約)」。

▼「公用車使用管理規定に基づいて使用しています」と総務部長
公用車の公務外使用について、総務部長の答弁は。
 「実際の運用として、市の主催する行事等、あるいは人員を輸送するとき、または公益的な来訪者の送迎や移動する場合に使用しています。
 例えば、祭りの準備や片づけなどで、実行委員の方と一緒に軽トラックなどに乗って、後片付けをするといったことはありますが、志摩市公用車使用管理規定に基づいて使用、管理しています(要約)」。

▼「規定に反する行為とまでは言えないが、
人に疑われる行動は常に慎むべき」と
 倫理審査会の結果は下記のとおりです。(要約)

・出張命令票と出席者の人数が異なっているが、違反行為と認めるには不十分。

・前議長は渡辺議員の公用車同乗を前議会事務局長に確認し了承を得ており、職権乱用ではない。

・「公務でない」ことを理由に、「公用車に同乗することはできない」とする明確な根拠がない。

・議員間交流であれば公益性が高い行動と推測できるが、一方では単に「個人の娯楽」ではないとする明確な証拠はない。同乗により市に損害はない。

・目的は公益性が高く、目的地が同じなら、地球環境や自然環境に配慮し、乗り合わせで現地へ向かうことに不当な点は見られない。

・谷口議員及び渡辺議員双方が、直ちに政治倫理規定に反する行為があったとまでは言えない。しかし、公選により選ばれた議員は公人である。人に疑われるような行動は常に慎むべきである。

 
▼熊野市議会へ謝罪文を送付
 平成29年9月6日、西﨑甚吾議長から熊野市議会に次のような謝罪文(要約)を送付しました。
「昨年、当市議会議員が熊野市大花火大会に出席させていただいた件に関し、熊野市議会の皆さまをはじめ関係者の皆様に多大な御心配及び御迷惑をお掛けいたしましたこと、深くお詫び申し上げます……」。

▼公用車の私的使用は議員の特権か
問われているのは、「議長と同伴者1名(運転手と推測)が招待された熊野市大花火大会に、谷口前議長が市職員に渡辺議員を追加させ、公用車の同乗を許可した行為と、職員が公用車の運行簿に渡辺議員の氏名を記入しなかった」ことです。
私は公用車使用管理規定に、「公用車は私的に使用してはならない」といった常識的なことまで、規定する必要はないと思っていました。
ところが、規定されていないから「私的に使用してもよい」と解釈する議員がいたことで、本来、良識に任せていた使用基準の線引きが難しくなったことは否めません。公用車使用は議員の特権ではないと認識すれば、即、解決する問題と思いますが…

市政野名だより第27号

投稿日: 2017年9月30日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第27号(PDFファイル)

市政野名だより 第27号
発行者 野名すみよ 大王町波切108-1
平成29年7月発行 ℡72-1320

◆大口前市長の失政を問う

▼ゴミ袋の大量在庫の原因は?
竹内市長が就任後、ゴミ袋の大量在庫が明らかになりました。市は当初、在庫30年分と発表し、後で7年分に訂正しましたが、30年が7年に縮まったとしても、大量在庫を抱えた問題の本質は変わりません。なぜ、ゴミ袋の在庫が山と積まれることになったのか、その原因を検証しました。

当初の見込みが間違っていた
大量在庫について、市の説明は次のとおりです。
「24年度の販売実績に、25年度から分別方法を変更した増加分と、予備を加えて発注した。その結果、不燃ゴミが減り、当初の見込みよりゴミ袋の需要が減少した」。
分別の変更により、25年度は不燃袋が減り資源袋が増えると予想できたはずで、この予想さえしてあれば、25年4月に不燃袋を24年度実績の2倍も購入することはなかったと思います。
市が説明した大量在庫の原因とする、「当初の見込みよりゴミ袋の需要が減少した」のではなく、「当初の見込みが間違っていたから前年度実績の2倍も購入した」と、在庫が証明しています。

在庫を考えずに45ℓ袋を購入
ゴミ袋45ℓは、26年7月より販売開始されました。26年度の45ℓの購入状況は、不燃袋210箱、資源袋900箱。不燃袋40ℓの在庫が前年度実績の約3.5年分もあるのに、45ℓを210箱も購入していますが、この理由がわかりません。

ゴミ袋の購入と在庫状況

不燃物資源物
年度区分40L20L10L40L20L10L
23年度購入220216220236389213
販売190234211282332180
在庫126157128281338149
24年度購入300365299636619292
販売211255218385493322
在庫215267209532464119
25年度購入4555015081,1542,5021,879
販売1461842659811,2621,037
在庫5245844527051,704961
26年度購入060600550400
販売48103148326770568
在庫4765413643791,484793

大量在庫の原因は!
「在庫と全体数の管理を怠った」と部長
24年度3月末、ゴミ袋の在庫は1年分もありま
した。ところが、25年4月12日に1,037箱を随意契約で緊急購入し、さらに4日後に5,608箱を入札しています。
在庫があるのに緊急購入した理由について、担当部長は「24年度に211箱販売されているのに、24年度末の在庫が215箱しかない。品切れしたら大変だと各センターからの声があり、追加で臨時購入した」と答えました。
3月末に1年分の在庫があると把握していれば、
4月初めに“品切れして大変だ”の話は出てくるはずがありません。私は職員が在庫確認を怠ったと確信し、発注前の在庫を把握していたか問いました。
部長は「在庫を確認せずに発注した。在庫の把握を行っていなかったことと、全体数の管理の確認ができていなかったことが、大量在庫に繋がった」と
答弁。職務怠慢から30年分?のゴミ袋の在庫を抱えた志摩市。この失敗を今後にいかすために早急な職員の意識改革が必要です。

45ℓを提案した議員が悪いと某職員か
フェイスブックに次のような投稿がありました。
「野名澄代議員が、45ℓを提案したから在庫過多になった。45ℓを作るのに可燃袋だけを作る訳にもいかず、全種類を作成するのは当たり前。月日が経てば、今回の状況は火を見るよりも明らか… 保身に走りたいのは分かるけど、私は言っただけで在庫過多にしたのは前市長の責任だって言い切れるのは凄いよな。…(要約)」
文面から、投稿者は市担当職員と推測しました。確かに私は、45ℓ袋を何度か提案しました。しかし、職員に在庫管理を怠り、購入する数量を間違えて、大量在庫を抱えよ、との指示は出していません。
明らかな担当部局の失敗を、野名に“なすり付けようとした某職員”。ゴミ袋の大量在庫を追及された腹いせに言いがかりをつけたとしたら、公務員の資質が問われます。

「後々の問題になることが分かっている」
大口前市長の指示とは?
投稿の中に、疑念が残る部分がありました。
「市長からのトップダウンには、従わないとダメなのが行政職の定めなんですから… それが後々の問題になることが分かっている事だとしても…(要約)」。何を意味することなのでしょうか。
大口前市長は後々の問題になると分かっている、どんな指示を出したのか、その指示が大量在庫に繋がったのか、真相は分かりません。ただ、野名の発言を曲解して自分に都合よく解釈している性格を考えれば、額面どおりに受け取れるか疑問ですが。

▼セクハラ市職員に停職6か月
平成29年2月27日、市はセクハラによる懲戒処分を公表しました。市職員が、平成25年度ごろから複数の女性の身体に触れる行為を繰り返していたというショッキングな内容でした。
不可解なことは、大口前市長の対応です。勤務中に市役所あるいは支所等で、セクハラを繰り返す職員を懲戒処分もせず、なぜ4年間も放置していたのか、セクハラに対する認識が欠如しています。
一部職員のために、市職員全体の信頼が失墜した事件ですが、勤務中にセクハラ行為がまかり通る志摩市の倫理感について、皆さんはどう思われますか。

概要
・被処分者 教育委員会事務局職員 50歳代男性
・処分月日 平成29年2月27日
・概要
平成29年2月7日、勤務中の職場内において女性職員の胸をさわろうとした他、平成25年ごろから複数の女性に対し、身体を触るなどのセクハラ行為を繰り返した。

▼市営住宅の滞納額203万円
最長滞納期間は137カ月も
市営住宅の家賃滞納の最長期間は137カ月、最高滞納額は203万900円です。家賃は所得によって違ってくるため、最長期間と最高額は同一世帯ではありません。

市営住宅家賃の滞納期間と滞納額(H29,4月末)

項番     滞納月            滞納額
1      137カ月        203万900円
2     128カ月       166万3,800円
3     125カ月       138万7,100円
4    108カ月        131万2,200円
5      93カ月        94万7,904円

連帯保証人の過重負担見直しを
市営住宅の連帯保証人は2名。責務は滞納した家賃、退去した後の畳とふすまの張替、部屋と庭の清掃、浴室の設備撤去、浄化槽の汲み取り等です。ゴミの山があれば、それも撤去しなければなりません。
連帯保証人の死後、相続人は連帯保証の責務を引き継ぐことになります。親が連帯保証人と知らずに財産を相続した後、市営住宅の滞納した高額な家賃を請求されたら…払わなければならないのです。
民法に準じた市条例とはいえ、滞納を長期化させた責任は市にあることを踏まえて、長期滞納による退去の時期を国の法改正を見据えた中で検討する必要があります。
竹内市長は「その件も含めて、今後の条例等の見直しについて検討していきたい、と答弁。

▼的矢にメガソーラー計画
漁業関係者との事前協議なし
太陽光発電による2,000㎡以上の開発届出は、平成27年4月から28年10月18日までに25件。
市条例には、「土砂の流出により、水産生物に影響を及ぼす恐れのある行為…(中略)は、関係漁業協同組合又はその他の関係者と事前に協議しなければならない」と定めています。
ところが、漁業者との事前協議が行われていないのに、大口前市長は届け出を受理していました。太陽光発電は国策としても、条例違反による届け出は
大問題ですが、議会には報告されていませんでした。

的矢に59,000坪のメガソーラー計画
漁業者は反対表明 市は条例を制定
的矢地区に計画された開発面積59,000坪のメガソーラー建設について、漁業者は反対を表明。事業者は「漁業者の理解が得られるまで、工事に着手しない」として、現在、着工していません。
この一帯の山林が大規模に開発されれば、漁業に甚大な被害をもたらすことは必至です。複数の議員から、太陽光発電を抑止する条例制定を望む意見が続出し,市は「再生可能エネルギー発電設備と自然環境等の保全との調和に関する条例」を制定しました。施行日は7月1日。

「的矢湾のメガソーラー中止の請願」
議会は反対多数で否決
平成29年2月、市民の会より「的矢湾に計画中のメガソーラー建設中止に向けた取り組みを求める請願書」が提出され、反対多数で否決されました。
これまで請願は、委員会付託を省略し議長を除く19人で審議してきましたが、この請願のみ「業者を参考人に呼び、解決策を模索すべき…」として委員会に付託されました。
後日、委員長を除く5人の議員で審議されたものの、初回は委員長挨拶等を含めて会議時間はたった36分。中身のない笑委員会でした。2度目もさしたる意見はなく、漁業者や自治会等の意見も聴かず、結論は「反対多数で請願を採択しない」でした。
本会議にもどされ、19人の議員による採決結果は8対10で否決。執行権のない議会にできることは、請願を採択し、メガソーラー建設中止の取り組みを後押しすることだと思いますが、多数の議員は漁業者や市民の願いを切って捨てました。

請願採択の賛否(敬称略)
賛成…上村秀行、金子研世、大西美幸、濵口三代和
野名澄代、小河光昭、上村繁子,畑美津子、
反対…橋爪政吉、中村孝司、渡辺友里夏、中村和晃、
井上裕充、谷口覚、山下弘、山際優、坂口洋、福田和義、
欠席…森昶

市政野名だより第26号

投稿日: 2017年6月2日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第26号(PDFファイル)

市政野名だより 第26号
発行者 野名すみよ 大王町波切108-1
平成29年2月発行 ℡72-1320

◆議会は身を切らず
平成27年9月、議会改革特別委員会が全議員に市の適正な議員定数のアンケート調査を行った結果、19人中10人が削減しないと回答しました。
議員の定数や報酬については、全議員で協議して結論を出すべきと思いますが、アンケート調査のみで打ち切られたため、平成28年12月定例会において、金子研世、上村秀行、橋爪政吉、中村孝司の協力を得て、定数削減と報酬減額を提案しました。結果は「議員も報酬も減らさない」として否決。「議会だより第49号」に掲載。(敬称略)

▼議員「2人減」を否決 
 平成28年12月22日、私野名が議員定数2名削減の発議(8号)を提出しました。
提案理由は、市の人口減少に比例して議員を減らす必要があることと、議員自ら身を切る改革を行い、その財源を住民サービスに使ってほしいと思ったからです。結果は「反対10、賛成8」で否決。

賛成8人 
橋爪政吉、中村孝司、上村秀行、濵口三代和、
金子研世、大西美幸、小河光昭、野名すみよ、

反対10人 
渡辺友里夏、中村和晃、谷口覚、山下弘、坂口洋
畑美津子、井上裕允、上村繁子、山際優、福田和義、

欠席1人 森昶

▼定数削減の反対討論(要約)
谷口覚「議員定数の削減は、住民とともに考えていかなければならない…」
議員の処遇は議員自ら決めるべきものですが、阿児町、磯部町の議会報告会でも「議員を減らすべき」との強い訴えがありました。切実な住民の声です。
 
山際優「議員数が減れば、議員の得意分野の行政チェックや提言が出来なくなる可能性がある…」
議員は提案された議案とともに、行政全般をチェックしなければなりません。プロ級の得意分野をもった議員がいたとは気づきませんでしたが、定数20人の中に得意分野しかチェックできない議員がいるとしたら、その議員の能力と存在が問われます。

中村和晃「常任委員会を3つ設置している状態で、委員6人では支障がある…」
現在、常任委員会は3つありますが、地方自治法では委員会数を定めていません。定数削減後に委員会を二つにするか、議員が複数の委員を兼務するか等、定数に見合った委員会構成を検討すればよいだけです。
畑美津子「議員のアンケート調査の結果、議員定数20名が多数を占めていたにもかかわらず、その後、議員間で議論も検討もせずに、話し合い不足の中で発議が出されたから反対…」
議員自らの定数や報酬を減らすのに、何年も必要なのか疑問です。議員が本気で定数削減の是非を検討する気であれば、アンケート調査ではなく、4年の間に全議員で協議し、結論を出すことができます。
少なくとも、全議員に定数のアンケート調査をした27年9月から発議を出した28年12月22日までの間、協議する時間は十分ありました。その間、何もせずに放置していた畑議員から、協議不足を理由に反対されるとは思いもよりませんでした。
                
               
▼議員報酬約444万円減額も否決
 議員に支給される期末手当を減額する発議(9号)を提案しましたが、反対多数で否決されました。
 現在、期末手当の加算率は、市長、副市長、教育長、議員は20%、部長、課長は15%、一般職4級5級は10%、一般職3級は5%となっています。
私は、この議員の加算率20%を住民サービスに使ってほしいとして廃止提案をしましたが、議員13人の理解を得ることができませんでした。議員は非常勤です。市職員と比較して職務専念する時間は極端に少なく、仕事量と責任も市長や職員と同等とは思えません。議会が否決したことで、議員一人あたりの年額報酬約22万円の減額が免れました。反面、「自分の懐に入る金を減らしたくない議員が反対した」といった厳しい批判も聞こえてきます。

賛成5人
 橋爪政吉、中村孝司、上村秀行、金子研世、野名すみよ、

反対13人
 渡辺友里夏、大西美幸、中村和晃、福田和義、井上裕允、谷口覚、山下弘、濵口三代和、山際優、小河光昭、坂口洋、上村繁子、畑美津子

欠席1人 森昶     

▼議員報酬は年額約575万円
現状の議員報酬と否決された削減額は、下記のとおりです。市の平均所得は約200万円。議員報酬と比較して、皆さんはどのように感じられますか。

議員報酬の現状と提案した削減額

 年報酬(現状)削減後(否決)
議長7,303,8007,026,500
副議長6,200,4605,965,050
監査委員(議員)6,229,8006,011,500
議員( 1 人)5,749,8005,531,500
議員報酬合計117,480,660113,038,550

◆類似自治体の議員定数
 他市と比較して、志摩市の議員定数は適正でしょうか。下記の資料をもとにご検討いただけませんか。

  市定数人口面積㎢
志摩市2052,550179.63
長野県 諏訪市1549,809109.91
長野県 岡谷市1850,96185.10
長野県 茅野市1856,004266.59
長野県 塩尻市1867,460290.18
茨城県 結城市1852,54365.76
茨城県 那珂市1855,51597.82
茨城県 つくばみらい1850,68179.16
埼玉県 飯能市1980,360193.05
埼玉県 羽生市1455,52758.64
埼玉県 幸手市1552,61133.93
埼玉県 日高市1656,77847.48
埼玉県 白岡市1852,15224.92
千葉県 銚子市1964,80484.19
栃木県 下野市1859,98874.59
愛知県 常滑市1858,38055.65
愛知県 田原市1863,842191.12
愛知県 大府市1990,38933.66
愛知県 長久手市1855,86621.55
三重県 亀山市1849,551190.91
岐阜県 土岐市1859,639116.16
岐阜県 羽島市1868,51653.66
岐阜県美濃加茂市1656,07474.81
岐阜県 瑞穂市1853,70228.19
大阪府 貝塚市1888,95443.93
大阪府河内長野市18108,872109.63
大阪府 富田林19114,42139.72
大阪府 泉南市1863,41248.98
大阪府 交野市1577,86025.55
大阪府 阪南市1656,22236.17
滋賀県 赤穂市1849,297126.86
滋賀県 栗東市1867,80152.69
滋賀県 湖南市1854,95370.49
滋賀県 三木市1678,961176.51
滋賀県南あわじ市1848,965229.01
滋賀県 小野市1649,18393.84
奈良県 天理市1867,03986.42
奈良県 桜井市1658,85298.91
奈良県 香芝市1678,72024.26
和歌山県 岩出市1653,78438.51
山口県 光市1852,36992.13
熊本県 荒尾市 1853,83757.37
福岡県 朝倉市1854,962246.71
福岡県 福津市1861,10252.71
福岡県 小群市1859,16345.51
福岡県 大宰府1871,71529.60
福岡県 福津市1861,10252.71

◆政務活動費の収支報告
政務活動費は、会派に所属する議員1人あたりに月額1万円交付されています。
平成27年度の主な内容は、北海道の洞爺湖サミットと栗山町議会基本条例の調査研修でした。政務活動費を使っていない金子研世議員と野名澄代は、自費で参加しています。
収支報告書と実績報告書は、年度終了後に証拠書類を添付して議長に提出します。昨今、政務活動費の領収書等偽造が問題となっていますが、志摩市は証拠書類に疑義がある場合を除き、発行元への問い合わせはしていません。
       
▼27年度の政務活動費収支報告
(単位:円、敬称略)

会派、議員名研修先 使途金額
自由民主党金子研世北海道洞爺湖町議会北海道栗山町議会 0
正流会野名すみよ北海道洞爺湖町議会北海道栗山町議会 0
フォーラム未来渡辺友里夏森昶上村繁子、山際優山下弘西﨑甚吾谷口覚北海道洞爺湖町議会北海道栗山町議会東京都国会議員陳情地方議会人購読料PC ドメイン . レンタルサーバー代       840,000
新星井上裕允福田和義畑美津子北海道洞爺湖町議会北海道栗山町議会静岡県磐市役所静岡県沼津市役所   360,000
志成会小河光昭濵口 三代和、大西美幸中村達久 4 月分北海道洞爺湖町議会北海道栗山町議会視察先写真プリント代   240,818
しま 竹内千尋 北海道洞爺湖町議会北海道栗山町議会 92,089
日本共産党坂口洋北海道洞爺湖町議会北海道栗山町議会伊勢市観光文化会館阿児町代々木高校日本教育新聞購読料    120,000
 中村和晃北海道洞爺湖町議会北海道栗山町議会滋賀県大津市  103,079
しんせい日本 上村秀行北海道洞爺湖町議会北海道栗山町議会情報公開請求資料コピー代   93,165

▼ゴミ袋の在庫問題は、次回に取り上げます。

市政野名だより第25号

投稿日: 2016年9月4日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第25号(PDFファイル)

市政野名だより第25号
発行者 野名すみよ 

志摩市大王町波切108-1
平成28年8月発行 ℡72-1320

◆浜島診療所土地の寄附手続き
地方自治法・市の規則に違反
 本年3月議会で、浜島診療所土地の寄附にかかる事務手続きが、地方自治法第96条をはじめ志摩市の規則・規程に違反していることが発覚。議会は浜島診療所土地に建設する、「あおぞら市」の事業費約4700万円を28年度予算から削除しました。
この「あおぞら市」は、昨年も約6700万円の積算根拠と「市内朝市」の計画が不透明として、議会は予算を凍結しています。週1回、移動販売車が2~3台しか来ない「朝市」に、4700万円も必要でしょうか。

▼大口市長は「あおぞら市」を約束
 浜島診療所跡地の寄附については、平成25年2月1日に大口市長が旧浜島診療所跡地を「あおぞら市」に活用するとして寄附願いを提出。26年2月28日、志摩市に所有権が移転されています。
 柴原前副市長は、「『あおぞら市』を建設しなければ、旧浜島診療所の土地を返還しなければならない」と説明しました。約束を履行できなければ、土地を返還しなければならないとすれば、地方自治法第96条の負担附き寄附に該当し、寄附を受ける前に議会の議決が必要です。議決を得ていない今回の寄附行為は、地方自治法違反にならないかと、私は質しました。
当時の幹部職員は、「市が受理した土地寄附申請書以外に、地方自治法違反となる約束を記した公文書(覚書等)は保存していない。負担附き寄附ではなく指定寄付である」と、断言しました。

▼柴原前副市長の「覚書」が発覚
私の質問後、上村秀行議員が幹部職員から無いと一蹴された「覚書」を手に、副市長を追及しました。
「覚書」には、「あおぞら市の計画図に基づき計画が履行されない場合は、用地を現状復旧し返還します(要約)」と記され、柴原前副市長名で副市長の公印が押してありました。日付は平成26年2月5日。
前副市長は「覚書」の作成を認め、「私が全て交渉していたので、決裁を取らずに「覚書」に公印を押して渡しました。今、考えれば軽率であったと反省するとともに、責任を感じています」と謝罪しました。

▼「知らないが公文書だ」と大口市長
「覚書」が発覚した時、大口市長は「見たことも聞いたこともない。副市長一人が作成した私文書だ」と答弁。職員も「覚書」は知らないと答えました。
ところが後日、市長は「公文書は存在しないと申し上げたが、内容と公印の押印等を検証した結果、志摩市の公文書であると判断した」と前言を撤回しました。
大口市長は、「公印が押してあるから公文書だ」と主張。私は「公印が押してあっても、手続きが違法なら公文書にはならない」と反論しました。

▼「覚書」は公文書か?
 私は、「覚書」は公文書ではないと思います。前副市長が作成した「覚書」は、地方自治法や市の文書管理規定、事務決済規程、公印規則等の手続きを経ておらず、市に公文書として保存もされていません。
しかも前副市長は、自分に権限のない約束を市長の了解も得ずに交わしていました。当然、発覚するまで市長も職員も「覚書」は知りません。
このような公文書の体を為していない私文書が、大口市長の「鶴の一声」で公文書になってしまう大口市政。法令違反や市の規則・規程に違反している「覚書」を、異論を唱えず調査不要として11名もの議員が黙認してしまう志摩市議会。これでいいのでしょうか。

▼副市長は公印を押す権限がある!
大口市長は、前副市長が独断で公印を押したことについて、「副市長には、副市長の公印を押す権限がある」と開き直りました。私は「副市長に、市長の私に相談せずに公印を自由に押してもよいとお墨付きを与えたのか」と追及。市長は弁解に終始しました。
市の公印規則には、①公印は鍵のかかる場所に保管する②決裁済の起案文書と公印を押す文書に、公印取扱い責任者の認印がなければ公印を使用できない、と定めています。市長、副市長といえども、この規則に違反して勝手に公印を押すことはできません。
なのに、前副市長は独断で公印を押し、大口市長は公印規則違反を擁護し正当化しています。
大口市長の答弁を集約すると、「志摩市の市長や副市長は、地方自治法や市の規則等に違反しても、自分の権限で公印を好き勝手に押してもよい。私文書でも後から市長権限で公文書と認める。公印を押してばれたときには辞職すれば責任はない」と受け取れます。
今の志摩市は、「法令あって規範なし」といえます。

▼100条委員会設置の発議
反対多数で否決  
責任を取って、柴原前副市長は本年3月末で辞職し、大口市長は給与1か月15%を減給しました。しかし、議会には事件の全容を説明していません。
私は法令等違反に至った経緯を調査し、今後の対応策を講じることが議員の責務と考え、100条委員会設置の発議を提出しました。結果は反対11名、賛成6名で否決されてしまいました。

賛成議員 竹内千尋、上村秀行、金子研世、大西美幸、
  濵口三代和、野名澄代、

反対議員 渡辺友里香、中村和晃、畑美津子、山下弘、
 井上裕允、山際優、小河光昭、坂口洋、
     上村繁子、西﨑甚五、福田和義 
◆市長交際費の怪
 大口市長は手続きも決裁もせず
 市長交際費とは、市長が市を代表して市の利益を図
るため、外部との公の交際を円滑に進めるために必
要な経費です。予算は年額50万円。市長の私的な交
際には使えません。 
市長交際費は適正に使われているか、大口市長の平
成22年度から27年度までの5年間を調査しました。
 結果は、市の支出負担行為の手続きはなし。複数業者の見積もりをとらず、特定業者を優遇したと窺える取引が数件。支払いは原則口座振替なのに、市長の現金立て替え払いが数件。贈った相手先の記録はなし、でした。

▼発注書、受注書、納品書はなし
 「不正はしていません」と大口市長
 平成24年3月31日、10万円ほどの真珠製品10個を購入しています。この取引も市で定められた「発注書、受注書、納品書」といった支出負担行為と購入以前の発注伺いなどの手続きを経ていません。
市の規則では、50万円未満の物品購入は支出負担行為の規制が緩やかです。それを利用して手続きをしていないとしたら、それこそ市の規則を悪用していると言わざるを得ません。
 贈った相手先についても、「市長が必要という、行った会議と組織に対して持って行った」としか答えず、大口市長も「不正をしていない」と弁解しました。
不正をしていないのであれば、「決められた手続きを経て、いつ、どこで、何の目的で、どの組織に贈ったのか」、明確に答えれば済むことです。
答えられない理由があるとすれば、疑念を持たれても構わないという意思表示だと受け取れます。

▼特定業者を優遇か
大口市長は「指導します」と謝罪
 平成24年度に、大口市長はH社から市長交際費で海女ストラップ200個7万円余、25年度に缶バッジ500個5万5千円を購入しています。いずれも複数業者の見積もりを取っていません。
 H社に発注した理由は、「これまでにもお願いしている業者で、この業者でないと扱っていない物もあるから」と担当部長は答えました。
 「市の物品購入は、今まで買っていた業者を見積もりも取らずに優先するのか。また、発注した缶バッジ等は、全国でH社しか扱っていないのか」と質した際、大口市長は「業者はたくさんあるが500個1000個単位ですと、単価も違いますし、いろんなことがありますので……」と弁解しました。  
しかし、単価はH社と複数業者の見積もりを比較しなければ、どちらが安いか判りません。その判断材料として、見積もりを取るなどの手続きが必要なのです。
平成25年、観光協会が市の事業補助金を不正流用した中の50万円を市観光戦略室に還流し、H社から缶バッジ等を購入しています。この時も複数業者の見積もりは取っていません。
この一連の流れから、大口市長はH社と親しい関係にあるから優遇したと疑念を持たれても止むを得ないと思います。潔白を証明できる証拠書類を自ら放棄した大口市長。どのように釈明するのでしょうか。
大口市長は「次からは見積もりを取り、皆様に正確に出せるようにしたい。物品購入に対して私の指導不足でした。白日にさらしても間違いのないように指導します」と謝罪しました。
職員の指導は必要です。でも、私が強く指導をお願いしたい相手は、大口市長です。

▼黒塗りの支出命令書と領収書
市長交際費の中に、購入した相手先を黒塗りにしている支出命令書と領収書がありました。
真珠のブローチ3個とタイタック7個。金額は76,000円です。支出負担行為兼支出命令書には、ブローチ3個、タイタック7個と記載されていますが、他業者のように製品別の単価が記されていません。
私が不可解に思うことは、市長自ら真珠製品を買いに行き、現金を支払っていながら、相手先の名前を黒塗りに隠していることです。
 担当部長は、「個人名だから、黒塗りにした」と答えました。しかし、公費で物を買うのに名前を隠さなければならない相手から、なぜ、買わなければならないのでしょうか。
市長の現金立て替え払いにも問題があります。志摩市の会計規則では、原則、口座振替です。なのに、大口市長は現金を支払い、後で担当部局が返金しているケースが数件あります。
陳情に行くときに土産物を買うなど、緊急的なことでなければ、何時、どこへ支払ったか、証拠が残る口座振替にすべきです。
市長の座は、清廉潔白であったとしても、時として色眼鏡で見られてしまうことが多々あります。それ故に、常に疑念の火の粉が被ってきたとき、身の潔白を晴らすための証拠書類として、定められた手続きを踏まなければならないのです。

▼贈った相手先の記録はなし
 市長交際費で、購入した物品の贈り先が記録してありません。「いつ」「どの組織に」「何を贈ったか」の記録がなければ、市長交際費が公の交際を円滑に進めるために使われたのか、判断できません。
 大口市長は、「市長交際費で真珠や缶バッジを買い、親族や知人にばらまいた」と疑いをかけられたとき、記録があれば疑いを晴らすことができます。記録がなければ疑いを甘んじて受けざるを得ません。
不正をするトップは不利となる記録は残さない、王道を行くトップは法や規則等を遵守し、証拠書類として記録を残す、と言われています。
大口市長は、どちらのタイプでしょうか。