市政野名だより第24号

投稿日: 2015年6月14日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第24号(PDFファイル)

市政野名だより第24号
発行者 野名すみよ 大王町波切108-1
平成27年5月発行  ℡72-1320

◆浜島生涯学習センターが支所に
 今年度、大口市長は、突然、支所を浜島生涯学習センタ―に移転するとして、改修費4400万円を予算化。移転理由は「財政上の都合」だそうです。
 この方針には2つの問題点があります。1つは支所の安全性。もう1つは税金と時間の無駄遣いです。

▼浜島生涯学習センターは安全か? 
浜島生涯学習センターのある場所は海抜9m。近くに2次避難できる高台はありません。海からの直線距離は約60m。施設へ行く道路は海岸に沿っており、海抜は4.7mにすぎません。
巨大津波が押し寄せたとき、壊滅的な打撃を受ける
危険がきわめて高いと思われます。

▼市長の固執による税金と時間の無駄遣い
 大口市長は、これまで現支所を浜島支所として活用することに固執。耐震診断、耐震工事調査、コンクリート劣化診断など、安全度調査に約500万円もかけました。多額の税金と長い年月をかけて出した結論が、浜島生涯学習センターへの移転です。
 支所の必須条件を基に、最初から計画的に移転場所を検討していれば、今頃「財政上の都合」という言い訳をしなくて済んだはずです。

▼浜島小学校の跡地に新設と提案
 市長が3回も安全度調査をするたびに、私は現支所の築年数・機能性・津波の危険性・道路状況・住民の利便性などを考え、「支所は浜島小学校跡地に新設すべき」と提案してきました。

◆浜島多目的イベント施設建設を
議会が凍結  
議会が、旧浜島診療所に朝市施設を建設する予算約6700万円を凍結しました。
市は平成21年、『海ほおずき』で朝市を始めました。ところが住民から「遠い」と指摘され、2か月で中心部にある『わんさかわんさ』に移転せざるをえませんでした。
今年度、朝市施設を建設する場所は「遠い」と指摘された『海ほおずき』のすぐ近くです。前回失敗した場所のすぐ近くに朝市施設を建設しようとする大口市長。施設を造ってしまえば、朝市のように移転できないことを理解したうえで、提案したのでしょうか。
多くの市議から事業の必要性・規模に見合わない高額事業費の積算根拠を求める意見が続出しました。しかし市長から明快な答弁が得られず、議会は「議会の理解が得られるまで、多目的イベント施設の予算執行を凍結する」との付帯決議を大口市長に提出し、一般会計予算を承認しました。
▼議会が提出した付帯決議を要約
1 旧浜島診療所解体工事は、早期の着工が必要。しかし多目的イベント施設の建設費は、その規模に比して高額であり、積算根拠が十分説明されていない

2 多目的イベント施設を必要とし、要望している地域・場所は他にある。したがって緊急性のある施設か十分検討するとともに、施設整備の全体計画を策定するなど、総合計画との整合性ある事業計画を明確に示す。 

3 議会の理解が得られるまで、予算執行を凍結することを強く求める。

▼事業概要
・多目的イベント広場鉄骨造1階建て上屋168.00㎡
・旧浜島診療所2階建て建築物解体663.595㎡
・アスファルト舗装280㎡、カラー舗装372㎡

◆『議会だより』の原稿を提出せず
―「義務なら出す」と山際優議員
 山際優市議が一般質問の原稿を提出せず、『議会だより』に掲載できませんでした。時期は昨年9月と本年3月の2回。(12月は一般質問せず)
 「『議会だより』『広報しま』は読まれていないから出しません。義務なら出します」と、山際議員。
議会広報特別委員会の作成要領には、「一般質問の原稿は、質問した本人が書く。期日まで提出しなければ掲載しない」と明記されています。
規則以前の問題として、『議会だより』を発行していれば、一般質問の内容を『議会だより』に掲載するのは当然のことです。ましてや、発言した市議がその原稿を書くと定められていれば、公務として従うべきです。
議会広報特別委員会は、「原稿の提出は義務であり、責務である」と判断し、山際優議員にしかるべき対処をとることを決めました。

▼『議会だより』掲載の意見(敬称略・要約)
渡辺友里夏…前回と同じ対応でよい。他の市町でも出
していない議員もあるので、大騒ぎする必要もな
く、本人の勝手でよい。
谷口覚…前回と同じ対応でよい。議会だよりに載せな
いことを市民に知らせる必要があるのか。
坂口洋…この委員会は自治法に基づいて設置され、市
民の税金を使って取り組んでいる。それに従うの
は義務に決まっている。
大西美幸…未提出の理由を明確に広報に入れるべき。
中村達久…見出しに大きく(未提出)と書けばよい。
野名澄代…議員として義務というより、責務である。提出しない理由を議会だよりで公表すればよい。
                 
※「前回と同じ対応」とは、26年9月定例会の議会だよりに、「山際優議員の一般質問は、原稿未提出のため掲載していません」と掲載しました。
◆25年度決算でわかったこと   

▼市議3名が税金を滞納   
 市税を滞納している市議が3名いました。市議が関係する法人税の滞納については、「個人の特定につながる恐れがある」として、地方税法による守秘義務を理由に答弁を拒否されました。
 滞納すると、市民は年金を差し押さえられます。が、市議は議員報酬を差し押さえられません。市は「市議を特別扱いしていない」と答弁しています。しかし、市民と市議のこの違いを、「市議を特別視していない。公平にしている」といえるのでしょうか。 
税金から報酬をもらうが、その税金を支払わずに平然としている市議。市議の滞納を質問しているとき、同僚市議から「質問をやめろ!」との野次が飛ぶ市議会。滞納している市議とそれを擁護する市議に、議員としての良識を問いたいと思います。
市議の税金の滞納を許してはなりません。市民と同じように議員報酬を差し押さえるべきです。
   
▼ゴミ袋で5240万円も儲け 
平成25年度のゴミ袋の販売利益は5240万円もありました。
市がゴミ袋で荒稼ぎしている分、市民は三重県下で2番目に高い料金を負担させられているのです。
私はゴミ袋の暴利ともいえる利益を指摘し、ゴミ袋料金の値下げと材質改善を主張しました。大口市長は「他市を調査しながら考えていきたい」とのみ回答しました。

▼市税滞納額は24億860万円  
25年度の一般会計・特別会計・企業会計の滞納額3億6634万円に、滞納繰り越し分20億4226万円を合わせた滞納額は、24億860万円です。

〈科目別未収金額〉      (単位:円)

科  目主な滞納額の内訳
25年度分滞納額
市民税5182万2億658万
固定資産税1億1746万8億8502万
軽自動車税616万2916万
土地保有税1713万
住宅使用料381万2985万
給食費17万191万
生活保護費266万2909万
国民健康保険1億1570万5億8619万
後期高齢者250万456万
介護保険料1320万2546万
住宅新築資金126万2億2841万
下水道料金133万862万
水道料金4745万3億3130万
病院(医療費)263万1942万
その他19万590万
合 計3億6634万24億860万

▼税収入57億5823万円
 歳入の内訳は、市税57億5823万円、分担金及び負担金2億774万円、使用料及び手数料3億9866万円、財産収入2340万円、寄附金2457万円、諸収入6億5579万円。合わせて市の自主財源は70億6839万円です。

▼個人別の滞納高額順   (単位:円)

順位 市 税順位 国民健康保険税
1. 7167万64771. 371万8103
2. 4236万53312. 267万3897
3. 2440万24393. 255万9350
4. 2091万21434. 248万3900
5. 1918万23735. 245万5450
6. 1767万17186. 244万7680
7. 1733万62587. 242万7650
8. 1627万21398. 221万1100

   

順位 水道料金順位 介護保険料
1. 5360万51441. 44万500
2. 2916万56062. 36万9220
3. 2838万29183. 23万4500
4. 2309万46134. 22万 429
5. 1101万19835. 21万9240
6. 1048万 5436. 21万6020
7. 820万44597. 20万8490

▼借金は459億4088万円
 会計別の借金は次の通りです。普通会計344億4974万円、特別会計48億7095万円、企業会計49億5714万円。一部事務組合(花園寮、ともやま苑、才庭寮)と広域連合(ゴミ・し尿処理)で16億6306万円。合計459億4088万円です。

▼一人当たりの借金額       
平成25年度の市の人口は、54595人でした。
年 度 住民一人当たりの借金額
平成24年度    78万円
平成25年度    84万1000円

▼市の預金は32億万円

年 度 財政調整基金残高
平成24年度末 26億3261万円
平成25年度末 32億9848万円

▼不能欠損額は9400万円(単位:円)

   会 計   金 額
市税    3943万8794
国民健康保険税    1822万8614
後期高齢者医療    13万3340
介護保険    379万2529
下水道    2023万5570
水道    1234万1126
合 計    9416万997