市政野名だより第27号

投稿日: 2017年9月30日 作成者: nonasumiyo

市政野名だより第27号(PDFファイル)

市政野名だより 第27号
発行者 野名すみよ 大王町波切108-1
平成29年7月発行 ℡72-1320

◆大口前市長の失政を問う

▼ゴミ袋の大量在庫の原因は?
竹内市長が就任後、ゴミ袋の大量在庫が明らかになりました。市は当初、在庫30年分と発表し、後で7年分に訂正しましたが、30年が7年に縮まったとしても、大量在庫を抱えた問題の本質は変わりません。なぜ、ゴミ袋の在庫が山と積まれることになったのか、その原因を検証しました。

当初の見込みが間違っていた
大量在庫について、市の説明は次のとおりです。
「24年度の販売実績に、25年度から分別方法を変更した増加分と、予備を加えて発注した。その結果、不燃ゴミが減り、当初の見込みよりゴミ袋の需要が減少した」。
分別の変更により、25年度は不燃袋が減り資源袋が増えると予想できたはずで、この予想さえしてあれば、25年4月に不燃袋を24年度実績の2倍も購入することはなかったと思います。
市が説明した大量在庫の原因とする、「当初の見込みよりゴミ袋の需要が減少した」のではなく、「当初の見込みが間違っていたから前年度実績の2倍も購入した」と、在庫が証明しています。

在庫を考えずに45ℓ袋を購入
ゴミ袋45ℓは、26年7月より販売開始されました。26年度の45ℓの購入状況は、不燃袋210箱、資源袋900箱。不燃袋40ℓの在庫が前年度実績の約3.5年分もあるのに、45ℓを210箱も購入していますが、この理由がわかりません。

ゴミ袋の購入と在庫状況

不燃物資源物
年度区分40L20L10L40L20L10L
23年度購入220216220236389213
販売190234211282332180
在庫126157128281338149
24年度購入300365299636619292
販売211255218385493322
在庫215267209532464119
25年度購入4555015081,1542,5021,879
販売1461842659811,2621,037
在庫5245844527051,704961
26年度購入060600550400
販売48103148326770568
在庫4765413643791,484793

大量在庫の原因は!
「在庫と全体数の管理を怠った」と部長
24年度3月末、ゴミ袋の在庫は1年分もありま
した。ところが、25年4月12日に1,037箱を随意契約で緊急購入し、さらに4日後に5,608箱を入札しています。
在庫があるのに緊急購入した理由について、担当部長は「24年度に211箱販売されているのに、24年度末の在庫が215箱しかない。品切れしたら大変だと各センターからの声があり、追加で臨時購入した」と答えました。
3月末に1年分の在庫があると把握していれば、
4月初めに“品切れして大変だ”の話は出てくるはずがありません。私は職員が在庫確認を怠ったと確信し、発注前の在庫を把握していたか問いました。
部長は「在庫を確認せずに発注した。在庫の把握を行っていなかったことと、全体数の管理の確認ができていなかったことが、大量在庫に繋がった」と
答弁。職務怠慢から30年分?のゴミ袋の在庫を抱えた志摩市。この失敗を今後にいかすために早急な職員の意識改革が必要です。

45ℓを提案した議員が悪いと某職員か
フェイスブックに次のような投稿がありました。
「野名澄代議員が、45ℓを提案したから在庫過多になった。45ℓを作るのに可燃袋だけを作る訳にもいかず、全種類を作成するのは当たり前。月日が経てば、今回の状況は火を見るよりも明らか… 保身に走りたいのは分かるけど、私は言っただけで在庫過多にしたのは前市長の責任だって言い切れるのは凄いよな。…(要約)」
文面から、投稿者は市担当職員と推測しました。確かに私は、45ℓ袋を何度か提案しました。しかし、職員に在庫管理を怠り、購入する数量を間違えて、大量在庫を抱えよ、との指示は出していません。
明らかな担当部局の失敗を、野名に“なすり付けようとした某職員”。ゴミ袋の大量在庫を追及された腹いせに言いがかりをつけたとしたら、公務員の資質が問われます。

「後々の問題になることが分かっている」
大口前市長の指示とは?
投稿の中に、疑念が残る部分がありました。
「市長からのトップダウンには、従わないとダメなのが行政職の定めなんですから… それが後々の問題になることが分かっている事だとしても…(要約)」。何を意味することなのでしょうか。
大口前市長は後々の問題になると分かっている、どんな指示を出したのか、その指示が大量在庫に繋がったのか、真相は分かりません。ただ、野名の発言を曲解して自分に都合よく解釈している性格を考えれば、額面どおりに受け取れるか疑問ですが。

▼セクハラ市職員に停職6か月
平成29年2月27日、市はセクハラによる懲戒処分を公表しました。市職員が、平成25年度ごろから複数の女性の身体に触れる行為を繰り返していたというショッキングな内容でした。
不可解なことは、大口前市長の対応です。勤務中に市役所あるいは支所等で、セクハラを繰り返す職員を懲戒処分もせず、なぜ4年間も放置していたのか、セクハラに対する認識が欠如しています。
一部職員のために、市職員全体の信頼が失墜した事件ですが、勤務中にセクハラ行為がまかり通る志摩市の倫理感について、皆さんはどう思われますか。

概要
・被処分者 教育委員会事務局職員 50歳代男性
・処分月日 平成29年2月27日
・概要
平成29年2月7日、勤務中の職場内において女性職員の胸をさわろうとした他、平成25年ごろから複数の女性に対し、身体を触るなどのセクハラ行為を繰り返した。

▼市営住宅の滞納額203万円
最長滞納期間は137カ月も
市営住宅の家賃滞納の最長期間は137カ月、最高滞納額は203万900円です。家賃は所得によって違ってくるため、最長期間と最高額は同一世帯ではありません。

市営住宅家賃の滞納期間と滞納額(H29,4月末)

項番     滞納月            滞納額
1      137カ月        203万900円
2     128カ月       166万3,800円
3     125カ月       138万7,100円
4    108カ月        131万2,200円
5      93カ月        94万7,904円

連帯保証人の過重負担見直しを
市営住宅の連帯保証人は2名。責務は滞納した家賃、退去した後の畳とふすまの張替、部屋と庭の清掃、浴室の設備撤去、浄化槽の汲み取り等です。ゴミの山があれば、それも撤去しなければなりません。
連帯保証人の死後、相続人は連帯保証の責務を引き継ぐことになります。親が連帯保証人と知らずに財産を相続した後、市営住宅の滞納した高額な家賃を請求されたら…払わなければならないのです。
民法に準じた市条例とはいえ、滞納を長期化させた責任は市にあることを踏まえて、長期滞納による退去の時期を国の法改正を見据えた中で検討する必要があります。
竹内市長は「その件も含めて、今後の条例等の見直しについて検討していきたい、と答弁。

▼的矢にメガソーラー計画
漁業関係者との事前協議なし
太陽光発電による2,000㎡以上の開発届出は、平成27年4月から28年10月18日までに25件。
市条例には、「土砂の流出により、水産生物に影響を及ぼす恐れのある行為…(中略)は、関係漁業協同組合又はその他の関係者と事前に協議しなければならない」と定めています。
ところが、漁業者との事前協議が行われていないのに、大口前市長は届け出を受理していました。太陽光発電は国策としても、条例違反による届け出は
大問題ですが、議会には報告されていませんでした。

的矢に59,000坪のメガソーラー計画
漁業者は反対表明 市は条例を制定
的矢地区に計画された開発面積59,000坪のメガソーラー建設について、漁業者は反対を表明。事業者は「漁業者の理解が得られるまで、工事に着手しない」として、現在、着工していません。
この一帯の山林が大規模に開発されれば、漁業に甚大な被害をもたらすことは必至です。複数の議員から、太陽光発電を抑止する条例制定を望む意見が続出し,市は「再生可能エネルギー発電設備と自然環境等の保全との調和に関する条例」を制定しました。施行日は7月1日。

「的矢湾のメガソーラー中止の請願」
議会は反対多数で否決
平成29年2月、市民の会より「的矢湾に計画中のメガソーラー建設中止に向けた取り組みを求める請願書」が提出され、反対多数で否決されました。
これまで請願は、委員会付託を省略し議長を除く19人で審議してきましたが、この請願のみ「業者を参考人に呼び、解決策を模索すべき…」として委員会に付託されました。
後日、委員長を除く5人の議員で審議されたものの、初回は委員長挨拶等を含めて会議時間はたった36分。中身のない笑委員会でした。2度目もさしたる意見はなく、漁業者や自治会等の意見も聴かず、結論は「反対多数で請願を採択しない」でした。
本会議にもどされ、19人の議員による採決結果は8対10で否決。執行権のない議会にできることは、請願を採択し、メガソーラー建設中止の取り組みを後押しすることだと思いますが、多数の議員は漁業者や市民の願いを切って捨てました。

請願採択の賛否(敬称略)
賛成…上村秀行、金子研世、大西美幸、濵口三代和
野名澄代、小河光昭、上村繁子,畑美津子、
反対…橋爪政吉、中村孝司、渡辺友里夏、中村和晃、
井上裕充、谷口覚、山下弘、山際優、坂口洋、福田和義、
欠席…森昶